RTX 4070はDLSS 4.5の恩恵を最大限に受けるGPUだ
GeForce RTX 4070をお使いのゲーマーの皆さん、最高のニュースです。NVIDIAがリリースした最新の超解像技術、DLSS 4.5は、他のどのGPUよりもRTX 4070を含むAda Lovelace世代でその真価を発揮します。
本記事では、RTX 4070とDLSS 4.5を組み合わせることで実現できる、最高のゲーム体験のための設定ガイドを詳細に解説していきます。特に「dlss 4.5 4070」の組み合わせがなぜ強力なのか、その技術的な背景と具体的な設定方法をチェックしていきましょう。
DLSS 4.5とは?画質とAI推論の進化
DLSS 4.5は、単なるアップスケール技術のバージョンアップではありません。第2世代のTransformerモデル(AI推論エンジン)を採用することで、従来のDLSSでは難しかった複雑なシーンや高速な動きにおけるゴースト現象やテクスチャの不安定性を劇的に改善しました。
これにより、アップスケールされた映像が、よりネイティブ解像度に近づき、画質のクリアさ、特に動きの滑らかさが大幅に向上しています。
なぜ今、RTX 4070ユーザーが注目すべきか(FP8精度の重要性)
DLSS 4.5が導入した新しいAIモデルは、より効率的な処理のために「FP8精度」(8ビット浮動小数点演算)を多用します。
このFP8精度をネイティブでハードウェアサポートしているのが、GeForce RTX 4070を含むRTX 40シリーズ(Ada Lovelaceアーキテクチャ)なのです。このサポートこそが、旧世代GPUとの決定的な差を生み出しています。
RTX 4070とDLSS 4.5の最高の組み合わせ:なぜ4070が有利なのか
RTX 4070がDLSS 4.5において他のGPUに対して優位性を持つ理由は、アーキテクチャレベルでの最適化にあります。
Ada Lovelaceアーキテクチャの優位性:ネイティブFP8サポート
【最重要】RTX 4070の決定的な優位点:
GeForce RTX 4070を含むRTX 40シリーズ(Ada Lovelaceアーキテクチャ)は、DLSS 4.5が活用するFP8精度をネイティブでサポートしています。このため、パフォーマンスの低下を最小限に抑えつつ劇的な画質向上を享受できます。
旧世代のGPU、例えばRTX 30シリーズや20シリーズは、DLSS 4.5(Preset M/L)を適用しようとすると、FP8演算をソフトウェアエミュレーションする必要があり、これが大きなオーバーヘッドとなってフレームレートを大幅に低下させてしまいます。しかし、RTX 4070はハードウェアレベルで最適化されているため、このオーバーヘッドがほぼゼロに近いのです。
わずかな性能低下で劇的な画質向上を実現
では、実際のパフォーマンスへの影響はどうでしょうか?
RTX 4070は、DLSS 4.5が要求する第2世代Transformerモデルの実行に最適化されています。そのため、画質を大幅に向上させる新しいプリセット(Preset M/L)を使用しても、フレームレートへの影響は非常に軽微です。
パフォーマンス影響比較:RTX 4070 vs 旧世代
| GPU世代 | DLSS 4.5 (Preset M/L) 実行時の負荷増 | FP8サポート状況 | 総合評価 |
|---|---|---|---|
| RTX 4070 (Ada Lovelace) | 約2%〜5%程度 | ネイティブサポート | 画質向上のメリットがパフォーマンスのわずかな低下を大きく上回る |
| RTX 20/30シリーズ (旧世代) | 20%以上の大幅な速度低下 | FP8非対応 | パフォーマンス低下が大きく、DLSS 4.5の適用が非推奨 |
※RTX 4070は第2世代Transformerモデルの実行に最適化されています。
ご覧の通り、RTX 4070ではDLSS 4.0(Preset K)からDLSS 4.5(Preset M/L)に切り替えた際のフレームレート低下は約2%〜5%程度に留まります。
【最適解】RTX 4070におけるDLSS 4.5の推奨設定
RTX 4070のポテンシャルを最大限に引き出すために、NVIDIA Appで適用すべき具体的な設定を見ていきましょう。
1. 決定版プリセット「Preset M (Latest)」の力
DLSS 4.5は複数のプリセット(AIモデルのバージョン)を内包していますが、RTX 40シリーズに最適化されたモデルを選択することが重要です。
Preset Mとは:40シリーズ以上で最高のパフォーマンスを発揮
Preset Mは、RTX 40シリーズ以上で最高のパフォーマンスを発揮するように設計された、新しいデフォルトモデルです。NVIDIA Appでは「最新(Latest)」として表示されます。これはDLSS 4.5の技術的な恩恵を最も効率よく享受できる設定であり、全モードでのデフォルトとして推奨されます。
Preset Lの活用シーン:4Kでのウルトラパフォーマンスモード
Preset Lは、Preset Mよりもさらに高い効率性を求める場合に使用されるモデルです。具体的には、4K解像度において「ウルトラパフォーマンス」モードを利用する場合に最適とされています。
2. 解像度別:最適なアップスケールモード
RTX 4070は主に1440p(QHD)または4Kエントリー向けのGPUです。目指す解像度によって最適なモードが変わります。
1440p出力時:「クオリティ(Quality)」モードの推奨
RTX 4070で最も人気のあるターゲット解像度である1440pの場合、「クオリティ(Quality)」モードを選択するのが最適です。
DLSS 4.5とPreset Mの組み合わせは、入力解像度が上がれば上がるほどそのAI補正の恩恵が大きくなります。「クオリティ」モードは十分な入力ピクセル数を確保しつつ、フレームレートを大きく向上させるため、RTX 4070の性能を最もバランスよく引き出せます。
1440p推奨設定:
モード:「クオリティ(Quality)」
プリセット:「Preset M (Latest)」
4K出力時:「バランス(Balanced)」モードの推奨
RTX 4070で4K解像度を狙う場合、フレームレートを確保しつつ画質を維持するためには、「バランス(Balanced)」モードが推奨されます。
ユーザーレビュー:Preset M導入後の画質の変化
4070ユーザーの報告では、Preset Mを「クオリティ」モードで使用すると、動きの鮮明さと細部の描写がPreset K(DLSS 4.0)よりも明らかに向上すると評価されています。わずかな性能低下を補って余りある価値があるとされています。
DLSS 4.5の簡単導入手順:NVIDIA Appでの設定方法
DLSS 4.5(Preset M/L)は、現在NVIDIA Appの機能を通じて適用するのが最も簡単かつ推奨される方法です。
Step 1: 必要なドライバとアプリケーションの準備
DLSS 4.5の機能を利用するためには、まず最新のグラフィックスドライバーとNVIDIA App(ベータ版)が必要です。
Step 2: ベータプログラムへの参加とAppの更新
DLSS 4.5のプリセット設定は、NVIDIA Appのベータ機能として提供されていることが多いです。
【確認事項】
1. ドライバ: 591.74以降をインストール。
2. NVIDIA App: ベータプログラムに参加し、バージョン11.0.6以降に更新。
Step 3: DLSSオーバーライド設定の適用
「グラフィックス」タブから「最新(Latest)」を選択して全モードに適用
NVIDIA Appの「グラフィックス」タブの「DLSSオーバーライド - モデルプリセット」で「最新(Latest)」を選択します。これにより、すべてのDLSSモードでRTX 4070に最適化されたPreset Mが適用されます。
DLSS 4.5導入前に知っておくべき重要な注意点
1. Ray Reconstruction (RR) との併用制限
NVIDIAのレイトレーシング品質向上機能である「Ray Reconstruction (RR)」は非常に強力ですが、DLSS 4.5のプリセット上書き設定と干渉する場合があります。
RRが有効な場合、プリセットの上書き(MやLの適用)は機能しない
現在、DLSS Ray Reconstructionがゲーム内で有効になっている場合、NVIDIA Appで設定したプリセットの上書き(Preset MやLの強制適用)は機能しません。この場合、ゲームが指定するRR対応のDLSSモデルが優先されます。
2. RTX 4070では利用できない新機能
DLSS 4.5のリリースと並行して、将来的な新機能の一部が発表されていますが、RTX 4070では利用できないものがあります。
「6倍ダイナミックマルチフレーム生成」はRTX 50シリーズ専用
DLSS 4.5で言及された「6倍ダイナミックマルチフレーム生成」は、RTX 50シリーズ専用の新機能とされています。RTX 4070は従来のDLSSフレーム生成(2倍、4倍)をサポートしていますが、この6倍生成機能は現行の40シリーズでは利用できません。
まとめ:最高にクリアで滑らかなゲーム体験へ
RTX 4070は、高いコストパフォーマンスと優れた電力効率を両立した素晴らしいGPUです。そして、DLSS 4.5の登場により、その価値はさらに高まりました。
RTX 4070は「専用燃料(Preset M)」で真の力を発揮する
RTX 4070の強力なAda Lovelaceアーキテクチャが持つネイティブFP8サポートは、DLSS 4.5の最新のAIモデルを動かすための最高の環境を提供します。旧世代のGPUが速度低下に悩む中、RTX 4070ユーザーは最高の画質向上を、わずか数パーセントの性能低下と引き換えに手に入れることができるのです。
最終的な結論:
RTX 4070でのDLSS 4.5の設定は、「最新のハイオク仕様エンジン(RTX 4070)に、そのパワーを完璧に引き出す専用燃料(Preset M)を注ぐ」ようなものです。わずかな燃費(FPS)の低下と引き換えに、最高にクリアで滑らかなドライブ(ゲーム体験)を楽しむことができます。
よくある質問 (FAQ)
Q. DLSS 4.5はどのゲームで使えますか?
A. DLSS 4.5(Preset M/L)自体は、DLSSをサポートしているすべてのゲームで技術的には適用可能です。NVIDIA Appで設定をオーバーライドすることで、自動的に最新のAIモデルが使用されます。
Q. 既存のDLSS 4.0 (Preset K) の設定はどうなりますか?
A. NVIDIA Appで「最新(Latest)」(Preset M)を選択してオーバーライドした場合、すべてのゲームのDLSSモードでPreset Mが優先的に使用されます。ゲーム側の設定に戻したい場合は、NVIDIA Appの設定を「デフォルト」に戻してください。


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