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キオクシアSSD、正直どう?元東芝の「国産」を選んで正解だった話【2025年版】

本情報は2025年11月24日時点のものです。

PCパーツを選ぶ際、ストレージ(SSD)選びはPCの快適性を左右する最も重要な要素の一つです。長らくSamsungやWestern Digital、そして近年台頭する中国系メーカー(HIKSEMIなど)がシェアを争う中、ひときわ異彩を放つ日本のメーカーがあります。それが**「キオクシア (KIOXIA)」**です。

「元東芝メモリ」という血統書付きのブランドですが、実際のところ、性能やコスパはどうなのでしょうか?

「国産という言葉に踊らされているだけでは?」

「最新の海外製ハイエンドには勝てないのでは?」

そんな疑問を持つあなたのために、本記事ではキオクシアSSDの現行ラインナップを徹底的に解剖し、Samsung製品との比較や、メリット・デメリットを包み隠さず解説します。結論から言えば、キオクシアは「特定のモデル」を選べば、現時点で最も賢く、安心できる選択肢となります。

目次

キオクシアSSDとは?元東芝メモリが誇る「国産」の正体

キオクシア(KIOXIA)という社名にまだ馴染みがない方もいるかもしれませんが、その正体は**「東芝メモリ」**です。2019年に社名変更しましたが、中身はNAND型フラッシュメモリを世界で初めて発明した、あの東芝の技術部隊そのものです。

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四日市工場で製造される「BiCS FLASH」の技術力

キオクシアを選ぶ最大の理由は、SSDの心臓部であるNANDフラッシュメモリが**「正真正銘の日本製」**であることです。

  • 世界最大級の生産能力: 三重県の四日市工場と岩手県の北上工場で製造されています。
  • BiCS FLASH™: キオクシアが開発した3次元フラッシュメモリ技術。積層数を増やすことで大容量化と高速化を実現しており、現在は第8世代(BiCS8)などの最新技術が投入されています。

多くの「SSDメーカー」は、他社からNANDチップを買ってきて組み立てているだけですが、キオクシアはチップそのものを自社で作っている数少ないメーカー(IDM)です。これと同じことができるのは、世界でもSamsung、Micron、SK Hynixなど一握りしかいません。

販売・サポートは「バッファロー」という鉄壁の安心感

ここが非常に重要です。キオクシアの個人向けSSDは、製品そのものはキオクシアが製造していますが、販売とサポートは株式会社バッファローが担当しています。

ここがポイント

  • 日本語サポート: 海外メーカーにありがちな「怪しい日本語のチャットボット」ではなく、バッファローのサポート窓口が対応します。
  • 保証期間: 多くのモデルで5年間のメーカー保証が付帯します。
  • 流通の信頼性: Amazonや家電量販店で「バッファロー正規品」として購入できるため、偽物を掴まされるリスクが極めて低いです。

【徹底比較】EXCERIAシリーズの全貌と選び方

キオクシアの一般向けNVMe SSDは「EXCERIA(エクセリア)」シリーズとして展開されています。しかし、モデルによって性格が全く異なります。「PRO」とついているから一番良い、とは限らないのが面白いところです。

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以下に、主要3モデルの比較表を作成しました。

特徴EXCERIA PLUS G4EXCERIA PROEXCERIA PLUS G3
世代Gen5 (PCIe 5.0 x4)Gen4 (PCIe 4.0 x4)Gen4 (PCIe 4.0 x4)
位置づけ次世代ハイエンド旧ハイエンドメインストリーム (コスパ)
最大読込速度10,000 MB/s7,300 MB/s5,000 MB/s
DRAMキャッシュなし (HMB対応)ありなし (HMB対応)
コントローラPhison E31T (低発熱)Phison E18 (リブランド)Phison E21T
NANDBiCS8 (218層)BiCS5 (112層)BiCS5 (112層)
発熱少なめ非常に熱い少ない
おすすめ用途最新PC、高負荷作業冷却重視のゲーミング日常利用、PS5増設
総合評価🏆 今の本命⚠️ 冷却必須💰 コスパ最強

EXCERIA PLUS G4 (Gen5): 低発熱で爆速の次世代スタンダード

2024年末〜2025年にかけての注目株がこのG4です。Gen5 SSDといえば「爆熱でファン必須」という常識を覆しました。

  • 技術的ブレイクスルー: 最新のPhison E31Tコントローラと、キオクシア最新のBiCS8 NANDを組み合わせることで、ヒートシンクなしでも運用可能なレベルの発熱で、10,000MB/sというとんでもない速度を叩き出します。
  • DRAMレスの進化: DRAMキャッシュはありませんが、HMB(ホストメモリバッファ)機能と高速なNANDのおかげで、実用上のレスポンスは旧世代のDRAM搭載機を凌駕します。

EXCERIA PLUS G3 (Gen4): コスパ最強。DRAMレスでも実用性能が高い理由

「普通のユーザーにはこれが正解」と言えるのがG3です。

  • WD Black SN770への回答: スペック構成としては名機「WD Black SN770」に非常に近く、DRAMレスながらコントローラの優秀さでサクサク動きます。
  • 価格破壊: セール時には1TBや2TBが驚くほど安価になり、中華製SSDと比較しても「数百円の差なら安心なキオクシアを買う」というユーザーが続出しています。

EXCERIA PRO (Gen4): ハイエンドだが「熱」に注意が必要な旧世代の王

注意が必要なのがこのモデルです。 カタログスペック上の読み込み速度は7,300MB/sと高速ですが、以下の弱点があります。

  1. 発熱が激しい: 負荷をかけるとコントローラ温度が急上昇し、適切なヒートシンクがないとサーマルスロットリング(速度低下)が発生します。
  2. ランダム性能の伸び悩み: 最新のゲームロード時間などのテストでは、下位モデルのG3やG4、他社の最新ドライブに遅れをとることがあります。
  3. 古い設計: 搭載しているBiCS5 NANDとPhison E18の組み合わせは、2025年基準では「一世代前のハイエンド」であり、電力効率が悪いです。

「DRAM搭載じゃなきゃヤダ!」というこだわりがない限り、今からあえてこれを選ぶ理由は薄れつつあります。

Samsung 990 PROと比較して分かった「キオクシアを選ぶべき人」

SSD界の絶対王者、Samsung。特に「990 PRO」は最強のスペックを誇ります。しかし、なぜあえてキオクシアを選ぶ人がいるのでしょうか。

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信頼性対決:垂直統合のSamsung vs 国産NANDのキオクシア

Samsungの強みは、コントローラ、DRAM、NANDすべてを自社で開発・製造する「垂直統合」にあります。これに対し、キオクシアはコントローラをPhison社(台湾)と協力して採用しています。

一見Samsungが有利に見えますが、**「リスク分散」**の観点ではどうでしょうか。

Samsung製品は過去に、ファームウェアの不具合で「SSDの寿命(健康状態)が急速に減る」という問題が発生しました(現在は修正済み)。「全て自社製」は、一度ミスが起きると逃げ場がないというリスクも孕んでいます。

キオクシアを選ぶべき「3つの理由」

  1. ファームウェア管理が楽: Samsung製品は専用ソフト(Magician)での管理・更新がほぼ必須ですが、キオクシア(特にG3/G4)は、導入してそのままWindows標準ドライバで安定動作する傾向が強く、「挿して終わり」の手軽さがあります。
  2. 実用性能と価格のバランス: Samsung 990 PROは確かに最高性能ですが、価格もトップクラスです。キオクシアのPLUS G3は、その半値近い価格で、体感速度が変わらないレベルの快適さを提供します。
  3. 「日本製」への投資: 精神論になりますが、「日本の半導体産業を買い支える」という行為に価値を感じるユーザーにとって、キオクシアは唯一無二の選択肢です。

導入前に知っておくべき注意点とデメリット

正直なレビューとして、デメリットも記載します。

  • EXCERIA PROの熱対策: 前述の通り、PROモデルをPS5やエアフローの悪いPCに入れる場合は、別途高性能なヒートシンクを用意してください。マザーボード付属の薄い板では冷やしきれない場合があります。
  • 管理ソフトのUI: キオクシアの管理ソフト「SSD Utility」は機能は十分ですが、デザインや使い勝手はSamsungのMagicianに比べるとやや古臭く、洗練されていません。
  • Gen5 (G4) のマザーボード要件: PLUS G4の10,000MB/sを活かすには、PC側がPCIe 5.0に対応している必要があります。まだ対応マザーボードは高価ですので、自身の環境を確認してください。

結論:2025年、キオクシアSSDは「買い」か?

間違いなく**「買い」**です。ただし、モデル選びを間違えないでください。

📦 あなたへの推奨アクション

  • 最新の自作PC・ハイエンド志向の方:迷わず [EXCERIA PLUS G4] を選んでください。Gen5の速度と低発熱の両立は、今のSSD市場で最もスマートな選択です。
  • コスパ重視・普通のPCゲーマー・PS5増設の方:[EXCERIA PLUS G3] がベストバイです。DRAMレスを恐れる必要はありません。実用性能と価格のバランスが神がかっています。
  • どうしてもDRAMキャッシュが欲しい方:EXCERIA PROも選択肢に入りますが、冷却環境を万全にする覚悟を持って購入しましょう。

「国産の安心感」は、万が一のトラブルの際に真価を発揮します。毎日のPCライフを、信頼できるパートナー(SSD)と共に過ごしてみてはいかがでしょうか。

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