選ぶ前の判断ポイント
Razer Tartarus Proは、左手側に多くの操作を集約したいゲーマー向けの左手デバイスです。
32個のプログラム可能キーや、押し込み量を検知できるRazer Analog Optical Switchを搭載しており、通常のキーボードではキー数や配置に不満を感じる人ほど価値を感じやすい製品です。
一方で、どんなゲームでも操作性が向上する万能機器ではありません。約2万円前後の価格帯になるため、「自分に必要な操作数があるか」「左手デバイスの操作スタイルが合うか」を確認してから選ぶことが重要です。
この記事では、Razer Tartarus Proの特徴やできること、向いている人・向いていない人を整理し、購入する価値があるか判断できるように解説します。
Razer Tartarus Proはどんな左手デバイスなのか
Razer Tartarus Proは、PCゲーム向けの左手キーパッドです。通常のキーボードの左側部分だけを独立させたような形状で、ゲーム中によく使うキーやショートカットを左手側にまとめて操作できます。
一般的なキーボードでは、移動キー周辺だけでは操作できる範囲に限りがあります。特にMMORPGやスキル数の多いゲームでは、複数のキー操作を覚えたり、手を大きく動かしたりする場面があります。
Tartarus Proは、こうした「使いたい操作が増えてきた」という人向けの製品です。
主な仕様は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品 | Razer Tartarus Pro |
| 型番 | RZ07-03110100-R3M1 |
| キー数 | 32個のプログラム可能キー |
| スイッチ | Razer Analog Optical Switch |
| 入力調整 | アクチュエーションポイント1.5〜3.6mm |
| サムパッド | 8方向 |
| 対応ソフト | Razer Synapse |
Razer Synapseを利用することで、キー割り当てや設定変更にも対応しています。
ただし、この製品の価値は単純な「キー数の多さ」だけではありません。特徴は、アナログ入力に対応したスイッチを採用している点です。
アナログオプティカルスイッチで操作の幅が広がる
Razer Tartarus Pro最大の特徴は、Razer Analog Optical Switchを搭載していることです。
一般的なキーボードスイッチは、基本的に「押したか、押していないか」というデジタル入力です。一方でアナログオプティカルスイッチは、キーをどれだけ押し込んだかを検知できます。
Tartarus Proでは、アクチュエーションポイントを1.5〜3.6mmの範囲で調整できます。
浅い押し込みで反応させたい場合や、深めに押したところで入力したい場合など、操作感を調整できる点が特徴です。
また、1つのキーに2種類の入力を設定できるデュアルファンクション入力にも対応しています。
例えば、浅い押し込みと深い押し込みで別の操作を割り当てるような使い方が可能です。
さらに、親指で操作する8方向サムパッドも搭載しています。
ただし、アナログ入力が搭載されているからといって、すべてのゲームで大きなメリットが出るわけではありません。
ゲーム側の対応や設定方法によって活用度は変わるため、「アナログ入力があるから必ず有利になる」という製品ではありません。
Razer Tartarus Proが向いている人
Razer Tartarus Proは、操作数が多いゲームや作業を効率化したい人ほど検討する価値があります。
特に向いているのは、以下のような人です。
MMOやスキル数の多いゲームを遊ぶ人
多数のスキルやショートカットを使うゲームでは、必要なキー数が増えます。
通常のキーボードでは配置を覚える必要がありますが、Tartarus Proなら左手側に操作を集約できます。
すべての操作を劇的に変えるというより、「必要なボタンへすぐアクセスできる環境を作る」ことが目的の製品です。
キーボード操作を整理したい人
ゲームだけでなく、複数のショートカットを使う用途でも、多ボタンデバイスは便利です。
よく使う操作をまとめて配置することで、キーボード上の複雑な操作を減らせます。
ただし、設定には慣れが必要です。購入してすぐに操作が快適になるというより、自分に合うキー配置を作る時間も必要になります。
平面的なキーパッド型が好みの人
Tartarus Proは、キーボードに近い平面的な操作感を持つ左手デバイスです。
キーを押す感覚が分かりやすく、通常のキーボード操作から移行しやすいタイプと言えます。
Razer Tartarus Proが向いていない人
一方で、すべてのゲーマーに必要な製品ではありません。
以下のような場合は、購入前に一度考える必要があります。
普通のキーボード操作で困っていない人
普段使っているキーボードで必要なキー数が足りている場合、Tartarus Proを追加しても大きな変化を感じにくい可能性があります。
左手デバイスは、操作不足を解決するための周辺機器です。
特に不満がない状態で購入すると、価格に対するメリットを感じにくくなります。
少ないボタン操作のゲームが中心の人
必要な操作数が少ないゲームでは、32個のキーや細かな入力調整を活かしにくい場合があります。
多機能であること自体がメリットになるのではなく、その機能を使う場面があるかが重要です。
立体配置型の左手デバイスを求めている人
左手デバイスには、大きく分けてキーパッド型と立体配置型があります。
Tartarus Proはキーパッド型ですが、Azeron系の製品は手を固定するような立体的な配置を採用しています。
Azeron系は指の移動距離を減らすことを重視した設計で、Tartarus Proとは操作思想が異なります。
どちらが優れているというより、求める操作感によって選択肢が変わります。
約2万円でRazer Tartarus Proを選ぶ価値はある?
Razer Tartarus Proの価格は変動しますが、確認時点では型番RZ07-03110100-R3M1が約19,260円で掲載されていました。
左手デバイスとして見ると安価な製品ではありません。
しかし、32個のプログラム可能キー、アナログオプティカルスイッチ、入力調整機能などを備えているため、多ボタン操作を必要としている人にとっては検討対象になります。
購入前には、以下を確認すると判断しやすくなります。
- キーボードのキー数が足りないと感じているか
- 複数のショートカットをまとめたいか
- MMOなど操作数の多いゲームを遊ぶことが多いか
- 左手側で追加操作を覚えることに抵抗がないか
- 平面キーパッド型の操作感が合いそうか
この条件に当てはまるほど、Tartarus Proの価値は高くなります。
逆に、現在のキーボード操作に不満がない場合は、約2万円を払う理由を感じにくい可能性があります。
Razer Tartarus Proは必要な人が選ぶ左手デバイス
Razer Tartarus Proは、「持っているだけでゲームが上手くなる機器」ではありません。
この製品の魅力は、32個のプログラム可能キーとアナログ入力機能によって、複雑な操作環境を整理できる点にあります。
特にMMORPGや多ボタン操作を必要とするゲームでは、左手側に多くの操作を集約できることが大きなメリットになります。
一方で、キー数を必要としない人や、通常キーボードで十分な人には過剰な機能になる可能性があります。
Razer Tartarus Proを選ぶ基準は、「高性能な左手デバイスだから買う」ではなく、「自分の操作量を減らすために必要か」で判断することです。
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