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SSD高騰時は1TBと2TBどっち?容量単価で判断

SSD高騰時は1TBと2TBどっち?容量単価で判断

SSDの価格が上がっていると、「必要最低限の1TBにするか、割安に見える2TBを選ぶか」で迷いやすくなります。

先に結論をいうと、同じシリーズ・同じ販売条件で、2TBの価格が1TBの2倍未満なら、1GB当たりの価格は2TBの方が安くなります。ただし、容量単価だけで2TBを選ぶのは早計です。追加で支払う金額と、その追加容量を実際に使うかまで確認しなければ、単価は安くても総支出だけが増えることがあります。

この記事では、PCIe 4.0と5.0の速度差を細かく比べる前に、1TBと2TBを「価格比」「追加支出」「実使用容量」で選ぶ方法を整理します。1TBの高速モデルと、同じ予算帯の2TB Gen4 SSDで迷っている人にも使える考え方です。

目次

SSD高騰時ほど「2TBの方がお得」とは限らない

TrendForceは、2026年第3四半期のNAND Flash契約価格について、前四半期比10~15%の上昇を予測しています。2026年7月前半の秋葉原調査でも、NVMe SSDの最安値は1TBが19,980円、2TBが34,980円でした。

この数字だけを見ると2TBの方が割安に見えます。しかし、1TBの最安品と2TBの最安品は別シリーズです。コントローラー、NAND、保証、最大速度、耐久性が異なるため、そのまま「2TBの方がお得」と結論づけることはできません。

比較するときは、原則として次の条件をそろえます。

  • 同じ製品シリーズ
  • ヒートシンクの有無が同じ
  • 国内正規品か並行輸入品か
  • 送料、ポイント、販売元を含む実質的な購入条件
  • 保証期間と保証窓口

特に価格上昇局面では、1TBだけが数量限定特価になったり、2TBだけ在庫が減って高くなったりします。普段は2TBの容量単価が安い製品でも、購入日によって逆転するため、過去の相場より当日の条件が重要です。

本文内図解|この記事の全体像

PCIe 4.0 SSDと5.0 比較の全体像

SSD高騰時は1TBと2TBどっち?容量単価で判断

容量・購入時期の判断

比較対象

  • KIOXIA EXCERIA BASIC
  • WD_BLACK SN7100
  • Samsung 990 PRO

比べる基準

  • 同じ製品シリーズ
  • ヒートシンクの有無が同じ
  • 国内正規品か並行輸入品か
  • 送料、ポイント、販売元を含む実質的な購入条件

決める前の注意

  • !ただし、容量単価だけで2TBを選ぶのは早計です
  • !ただし、実際の買い物では容量単価と一緒に「P2-P1」の追加支出も見てください
  • !価格比が2.0未満で、その手間を避けられるなら、追加支出には容量以外の価値もあります
  • !1TBで足りるかは約931GiBを基準に考える

先に結論:PCIe 4.0 SSDと5.0の違いを、本文の比較軸に沿って選びやすく整理します。

本文を読む順番

  1. 1SSD高騰時ほど「2TBの方がお得」とは限らない
  2. 21TBと2TBは価格比と追加支出で比べる
  3. 31TBで足りるかは約931GiBを基準に考える
  4. 4容量が違うと速度や耐久性も変わる
  5. 5最後は7項目を順番に確認する

この記事固有の確認リスト

  • SSD高騰時ほど「2TBの方がお得」とは限らない
  • 1TBと2TBは価格比と追加支出で比べる
  • 1TBで足りるかは約931GiBを基準に考える
  • 容量が違うと速度や耐久性も変わる
  • 最後は7項目を順番に確認する
  • 同じ製品シリーズ
SSD高騰時ほど「2TBの方がお得」とは限らない1TBと2TBは価格比と追加支出で比べる1TBで足りるかは約931GiBを基準に考える容量が違うと速度や耐久性も変わる最後は7項目を順番に確認する

1TBと2TBは価格比と追加支出で比べる

判断方法は難しくありません。1TBの税込価格をP1、2TBの税込価格をP2とした場合、まず「P2÷P1」で価格比を求めます。

価格比が2.0未満なら、2TBの方が容量単価は低くなります。2.0以上なら、1TBの方が同等または有利です。円/GBを確認する場合は、1TBをP1÷1000、2TBをP2÷2000で計算します。

ただし、実際の買い物では容量単価と一緒に「P2-P1」の追加支出も見てください。以下は2026年7月4日~15日の確認価格で、数量限定特価を含む事例です。

製品例 1TB価格 2TB価格 価格比 追加支出 容量単価の判断
KIOXIA EXCERIA BASIC 30,980円 49,980円 約1.613倍 19,000円 2TBが約19.3%有利
WD_BLACK SN7100 31,980円 55,980円 約1.750倍 24,000円 2TBが約12.5%有利
Samsung 990 PRO 34,980円 79,970円 約2.286倍 44,990円 1TBが有利

EXCERIA BASICは、2TBを選ぶと19,000円の追加で容量が倍になり、容量単価は約19.3%下がります。追加1TBを使う見込みがあるなら、2TBを選ぶ理由は十分あります。

一方、990 PROは1TB側の特価によって価格比が約2.286倍となり、2TBの1GB当たり価格が1TBより約14.3%高い状態でした。このように、同一シリーズでも特価の入り方で結論は変わります。

大切なのは、「2TBの方が単価は安い」と「2TBを買った方が支出に見合う」を分けることです。24,000円を追加しても使うのが200GB程度なら、単価差だけを理由に2TBへ上げる必要はありません。

1TBで足りるかは約931GiBを基準に考える

メーカーが表記する1TBは1兆バイトです。OS上の2進換算では約931.3GiB、2TBは約1862.6GiBに相当します。さらに、フォーマットやOS、回復領域などによって、自由に使える容量は少なくなります。

そのため、「今の使用量が800GBだから1TBで足りる」と考えると余裕がほとんどありません。大型ゲーム、動画素材、写真、生成AIモデル、作業用キャッシュなどが増えると、短期間で空き容量が不足する可能性があります。

1TBを選びやすいのは、現在の使用量が少なく、今後の増加分を含めても余裕があり、後から増設できる人です。空きM.2スロットがあれば、今回の出費を抑え、必要になった時点で追加できます。

2TBを選びやすいのは、すでに使用量が多い人、ゲームや動画データが増えやすい人、M.2スロットに空きがない人です。SSDを交換すると、取り外し、クローン、再設定などの手間が発生します。価格比が2.0未満で、その手間を避けられるなら、追加支出には容量以外の価値もあります。

用途名だけで「ゲームなら2TB」「事務作業なら1TB」と決めるより、現在の使用量と1年後までに増えそうな容量を足して考える方が確実です。

容量が違うと速度や耐久性も変わる

同じシリーズなら、1TBと2TBの違いは容量だけだと思いがちです。しかし、製品によっては書き込み速度や耐久性も変わります。

EXCERIA BASICは、1TBが最大読み出し7200MB/s、書き込み6600MB/s、耐久性300TBWです。2TBは読み出し7300MB/s、書き込み6800MB/s、600TBWとなり、書き込み性能と耐久性が上がります。NANDはKIOXIA公式資料に基づき、BiCS FLASH QLCとして確認する必要があります。

WD_BLACK SN7100は、1TBと2TBの最大読み出し7250MB/s、最大書き込み6900MB/sが同じです。一方、耐久性は1TBの600TBWに対して2TBは1200TBWです。容量が増えるとTBWが上がる例は多いものの、最大速度まで必ず上がるわけではありません。

また、公称最大速度は短時間のピーク値だけでは判断できません。SN7100 2TBの第三者検証では、SLCキャッシュ中は約6.5GB/sでしたが、約700GBを書き込んだ後は約2.86GB/s、さらにキャッシュの整理が重なる状態では約850MB/sまで低下しました。

通常のゲーム起動や日常作業で毎回この量を書き込むわけではありませんが、大容量の動画素材やバックアップを連続して移す人は、公称値だけでなく長時間書き込み時の挙動も確認した方が安心です。

PCIe 5.0の1TBとPCIe 4.0の2TBで迷う場合も、先に必要容量を確定してください。容量不足で早期に買い替える可能性が高いなら、最大速度が低くても2TB Gen4の方が実用上の満足度は高くなります。反対に、容量をほとんど使わず、対応環境で速度を優先するなら1TBの高速モデルも候補になります。

最後は7項目を順番に確認する

購入前は、次の順番で確認すると判断しやすくなります。

  1. 同一シリーズ、同じ仕様条件か
  2. 送料を含む税込総額はいくらか
  3. 2TB価格は1TBの2倍未満か
  4. 追加支出はいくらか
  5. 1TBの実使用容量で余裕があるか
  6. 容量別の速度、TBW、NAND、保証に差があるか
  7. 後から増設できる空きM.2スロットがあるか

価格比が2.0未満で、追加容量を使う見込みがあり、増設や交換の手間も避けたいなら2TBが有力です。反対に、1TB側の特価が強く、使用量にも余裕があり、後から増設できるなら1TBで支出を抑える方が合理的です。

SSD高騰時に重要なのは、将来の価格を当てることではありません。購入時点の価格を同じ条件で比べ、単価の安さと実際に支払う金額を分けて考えることです。候補を決めたら、容量、型番、販売元、国内保証、送料、ポイントを公開直前または購入直前にもう一度確認してください。

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