ゲーム用メモリは、16GBでも足りる人と、32GBへ増やした方が快適になる人に分かれます。結論からいうと、ゲームだけを起動し、ブラウザーや配信ソフトをほとんど併用しないなら、16GBで遊べるタイトルは今も少なくありません。
一方、新しくゲーミングPCを組む人、重量級ゲームを長く遊びたい人、Discordやブラウザー、録画ソフトを同時に使う人は、32GBを基本候補にすると余裕を確保しやすくなります。64GBは、大規模MOD、シミュレーター、配信と動画編集の同時進行など、必要になる理由がはっきりしている人向けです。
大切なのは「そのゲームが何GBを要求するか」だけで決めないことです。実際の必要量は、ゲーム中にPC全体で何を動かすか、現在の使用量がどこまで増えているか、増設できる構成かによって変わります。
ゲーム用メモリは16GBで足りるのか
16GBで足りやすいのは、ゲーム単体を中心に動かし、バックグラウンドのアプリが少ない環境です。競技系タイトル、軽量ゲーム、少し前の作品を中心に遊ぶなら、現在の16GB環境を急いで交換する必要がない場合もあります。
実際、『Cyberpunk 2077』の公式要件では、1080p・高設定の推奨RAMが16GBです。一方、4K・Ultraでは20GB、レイトレーシングOverdriveでは24GBが示されています。つまり、同じゲームでも設定や狙う画質によって必要量は変わります。
ただし、推奨要件の16GBは「ブラウザーを何十タブも開き、Discordを常駐させ、録画もしながら必ず快適」という意味ではありません。Windows、ゲームランチャー、セキュリティソフト、周辺機器の管理アプリもメモリを使います。搭載した16GBのすべてをゲームだけに渡せるわけではないためです。
現在16GBでカクつきやアプリ終了がなく、普段の遊び方で余裕が残っているなら、そのまま使う判断で問題ありません。反対に、これからPCを新調する場合は、価格差だけで16GBへ抑えるより、後から使い方が増える可能性まで含めて32GBを検討した方が失敗を減らしやすくなります。
本文内図解|この記事の全体像
メモリは16GB・32GB・64GBどれが必要 使い方の全体像
ゲーム用メモリは16GBで足りる?32GBが必要な条件
対象
- ●メモリは16GB・32GB・64GBどれが必要
手順・確認軸
- ✓ゲーム中にブラウザー、Discord、ランチャーを常時開く
- ✓OBSなどで配信または録画する
- ✓高解像度テクスチャや複数のMODを使う
- ✓オープンワールドやシミュレーターを長時間遊ぶ
つまずきやすい点
- !ただし、推奨要件の16GBは「ブラウザーを何十タブも開き、Discordを常駐させ、録画もしながら必ず快適」という意味ではありません
- !反対に、これからPCを新調する場合は、価格差だけで16GBへ抑えるより、後から使い方が増える可能性まで含めて32GBを検討した方が失敗を…
- !容量 向いている使い方 判断時の注意 16GB 軽量ゲーム、競技系タイトル、ゲーム単体中心 現在不足していない人は継続可能 32GB 重…
- !ただし、一般的なゲーム、ブラウザー、Discord程度で64GBを選んでも、32GBとの差を体感できない場合があります
先に結論:メモリは16GB・32GB・64GBどれが必要を使う前に、手順とつまずきやすい点を確認できます。
本文を読む順番
- 1ゲーム用メモリは16GBで足りるのか
- 232GBが必要になるのはゲーム以外も同時に動かすとき
- 316GB・32GB・64GBは使い方で選ぶ
- 4いまの16GBが不足しているか確かめる
- 532GBへ増設する前に規格とスロットを確認する
この記事固有の確認リスト
- →ゲーム用メモリは16GBで足りるのか
- →32GBが必要になるのはゲーム以外も同時に動かすとき
- →16GB・32GB・64GBは使い方で選ぶ
- →いまの16GBが不足しているか確かめる
- →32GBへ増設する前に規格とスロットを確認する
- →ゲーム中にブラウザー、Discord、ランチャーを常時開く
32GBが必要になるのはゲーム以外も同時に動かすとき
32GBが効いてくるのは、ゲームそのものより、同時起動するアプリが増えたときです。たとえば、ゲーム中に攻略サイトや動画をブラウザーで開き、Discordで通話し、録画ソフトも動かす使い方です。
OBS Studioの公式情報でも、対応OSやGPUを満たすだけでは配信・録画性能は保証されず、エンコーダー、解像度、フレームレート、シーンの複雑さによって必要性能が変わると案内されています。配信を始めたから一律に64GBが必要になるわけではありませんが、ゲーム単体よりPC全体の負荷が増える点は見逃せません。
32GBを優先したい条件は、次のとおりです。
- ゲーム中にブラウザー、Discord、ランチャーを常時開く
- OBSなどで配信または録画する
- 高解像度テクスチャや複数のMODを使う
- オープンワールドやシミュレーターを長時間遊ぶ
- ゲーム終了後もアプリを閉じず、そのまま編集や投稿作業へ移る
- 新しいPCを数年間使い、途中で用途が増える可能性がある
32GBの主な利点は、平均FPSを劇的に引き上げることではありません。メモリ不足時の退避や読み直しを減らし、場面転換時の引っかかり、アプリ切り替えの重さ、録画中の余裕不足を起こしにくくすることです。
メモリが16GBで足りているゲームなら、32GBへ増やしても平均FPSがほとんど変わらないことがあります。そのため、ベンチマークの平均値だけを見て「32GBは意味がない」と決めるのも早計です。普段どおりアプリを併用した状態で安定するかを見る必要があります。
16GB・32GB・64GBは使い方で選ぶ
容量は、上位ほど誰にでも快適になるわけではありません。ゲーム用途での位置づけを整理すると、次のようになります。
| 容量 | 向いている使い方 | 判断時の注意 |
|---|---|---|
| 16GB | 軽量ゲーム、競技系タイトル、ゲーム単体中心 | 現在不足していない人は継続可能 |
| 32GB | 重量級ゲーム、配信・録画、ブラウザーやDiscord併用 | 新規購入や長期利用の基本候補 |
| 64GB | 大規模MOD、重いシミュレーター、編集や仮想環境の同時利用 | 「将来のため」だけで選ばない |
64GBが意味を持つ例として、Microsoft Flight Simulator 2024の公式要件があります。公式のPC仕様では最低16GB、推奨32GB、理想64GBと段階的に示されています。また、PC版はサードパーティー製MODや追加コンテンツにも対応しています。こうした負荷の幅が大きいタイトルでは、64GBが現実的な選択肢になることがあります。
ただし、一般的なゲーム、ブラウザー、Discord程度で64GBを選んでも、32GBとの差を体感できない場合があります。予算が限られるなら、GPU、SSD容量、CPU、冷却へ回した方が効果が大きいケースもあります。
64GBを検討する目安は、「大規模MODを使うから」「配信しながら動画編集も進めるから」「32GBの実測値が日常的に上限へ近づくから」のように、理由を具体的に言えることです。
いまの16GBが不足しているか確かめる
増設前に、現在のメモリ使用量を確認してください。Windowsでは、Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開き、プロセスとパフォーマンスからメモリ使用状況を確認できます。Microsoftも、CPU、メモリ、ディスクの使用量を監視し、負荷の高いプロセスを特定する方法を案内しています。
確認するときは、ゲームだけを起動するのではなく、普段と同じ状態を再現します。ブラウザー、Discord、録画ソフト、ランチャーを開き、重くなりやすい場面まで進めてください。
見るべきなのは使用率の数字だけではありません。
- メモリ使用量が何度も上限付近まで増える
- 場面転換で大きく引っかかる
- ブラウザーやDiscordを閉じると改善する
- 録画中だけ動作が不安定になる
- アプリの切り替えに時間がかかる
これらが重なるなら、32GBへの増設を考える理由があります。使用率が高くても症状がない場合は、すぐに不足と決めつける必要はありません。また、カクつきの原因がGPUのVRAM不足、CPU負荷、SSDの空き容量、発熱である可能性もあります。
32GBへ増設する前に規格とスロットを確認する
容量を決めた後は、対応するメモリを選びます。ここを飛ばすと、DDR規格や形状が合わず、取り付けられないことがあります。
確認する項目は、DDR4かDDR5か、デスクトップ用DIMMかノートPC用SO-DIMMか、現在の搭載枚数、空きスロット数、PCまたはマザーボードの最大対応容量です。
8GB×2枚で16GBを使っており、空きスロットがないなら、16GB×2枚への交換が分かりやすい方法です。16GB×1枚に追加する場合でも、容量、速度、タイミングなどをそろえられるか確認してください。異なるメモリを混在させると動作する場合はありますが、速度が低い側に合わされたり、設定によって不安定になったりする可能性があります。
また、XMPやEXPOの公称速度は、メモリだけで決まりません。CPU、マザーボード、BIOS、搭載枚数の条件によって変わります。4枚挿しが2枚挿しと同じ速度で安定するとも限らないため、製品ページだけでなく、PCメーカーやマザーボードメーカーの公式仕様も確認してください。ノートPCや小型PCには、メモリが基板へ固定され、増設できない製品もあります。
よくある疑問
16GBから32GBにするとFPSは上がりますか
メモリ不足が起きていなければ、平均FPSの差は小さい場合があります。32GBの価値は、ゲーム以外のアプリを同時に使ったときの余裕や、メモリ不足による引っかかりを抑えやすい点にあります。GPUやCPUがボトルネックなら、容量だけ増やしても大きな改善は期待できません。
8GB×4枚と16GB×2枚はどちらがよいですか
新しく32GB構成にするなら、一般には16GB×2枚の方が構成を整理しやすく、将来の空きスロットも残せます。ただし、安定する速度や対応枚数はCPUとマザーボードによって異なります。既存の8GB×2枚へ追加する前に、公式のメモリ対応表やマニュアルを確認してください。
メモリ使用率が80%なら増設すべきですか
80%という数字だけでは決められません。ゲーム中に利用可能容量がほとんど残らず、カクつき、アプリ終了、切り替えの遅さが繰り返されるなら増設を検討します。症状がなく、一時的に上がっただけなら、複数回測定してから判断する方が確実です。
ゲーム用なら32GBを基準に、16GBは実測で残す
ゲーム用メモリの判断は、次のようにまとめられます。
現在16GBで不足症状がなく、ゲーム単体中心なら、そのまま使い続けられます。新しくPCを購入する人、重量級ゲームを遊ぶ人、ブラウザーやDiscord、配信、録画を併用する人は32GBが有力です。64GBは、大規模MOD、重いシミュレーター、動画編集や仮想環境まで同時に使う人が実測をもとに選ぶ容量です。
購入前に確認するのは、必要容量だけではありません。DDR4・DDR5、DIMM・SO-DIMM、現在の枚数、空きスロット、最大対応容量まで確認して、初めて自分のPCに合うメモリが絞れます。
迷ったときは「ゲーム名」より「ゲーム中に何を同時起動するか」で決めてください。条件に当てはまるなら、自分のPCに対応する32GBキットを確認する。16GBで余裕があるなら、今は交換しない。この切り分けが、最も無駄の少ない選び方です。
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