現場作業の夏の常識を変え続けてきたバートル(BURTLE)から、2026年、ついに異次元のスペックを誇る「エアークラフト(AIRCRAFT)」の最新モデルが登場しました。
目玉は何と言っても、最大電圧30Vが生み出す毎秒120リットルの風量。もはや「涼しい」を通り越し「爆風」と呼ぶにふさわしい、AC10バッテリーとAC10-1/AC10-2ファンの実力を徹底解剖します。
2026年モデル最大の進化は、最大電圧30Vが生み出す毎秒120リットルという圧倒的な風量です。これは、2025年モデル(AC09)の24V・105リットル/秒と比較して、約14%のパワーアップを果たしています。
【実機検証】「風に溺れる」ほどの驚愕パワー
大阪の展示会や実機検証データから、その驚きのパワーが明らかになっています。
- 手のひらに吸い付く吸引力: 最大出力の30Vでファンを回し、手のひらに逆さに押し当てると、そのまま落ちんと「安定してくっつく」ほどの強い気流が発生します。
- 物理的な「風の重み」を感じる: 30V稼働中のファンを手に持つと、しっかり握っていないと飛んでいきそうになるほどの風圧があり、「グラス一杯分ほどの重み」を感じると表現されるほどのパワーです。
- 首元から突き抜ける冷却気流: 長袖・ハイバックモデルでの着用検証では、勢いよく髪が持ち上がるほど首から抜ける風が強く、旧型を明確に上回る風量を感じられると評価されています。
現場での評価: 気温が38度〜40度という極限の屋外でも、この爆風が肌表面の湿った空気を強引に剥ぎ取り、汗の気化熱を最大限に利用して急激に体温を下げることが可能です。
2. 稼働時間と「賢い自動切り替え」の仕組み
30Vの最大風量で稼働させるとバッテリーの消耗が激しくなりますが、バートルは実用性を兼ね備えた設計を採用しています。
1時間での自動切り替えでスタミナを確保
30V設定時は、安全とバッテリー保護のため、1時間稼働すると自動的に23V(平均77リットル/秒)へと切り替わり、そこから約5時間稼働します。
特筆すべきは、一段階落ちた23V状態でも「平均77リットル/秒」を維持する点です。旧型の24V設定は1時間後に18V(平均68リットル/秒)に落ちていましたが、新型は切り替え後も旧型の最大出力に近い涼しさを維持し続けることができます。
大容量5,600mAhへの増強
バッテリー容量は、旧型の4,900mAhから5,600mAh(80.64Wh)へと大容量化されました。これにより、16V設定(62リットル/秒)であれば、約11時間の長期間稼働が可能。猛暑のピーク時に30Vを使用し、1日を通した作業では16Vや19V設定に落として運用するのが賢い使い方やと思います。
3. ラバー素材採用による耐久性と重量の変化
新型バッテリー「AC10」は、耐久性向上と浸水リスク低減のために大きな意匠変更が行われました。
「ラバー素材」による防水・防塵性能の向上
バッテリーの電源ボタンや表示がある天板の素材が、従来のプラスチックから「ラバー素材」に変更されました。これによりパーツのつなぎ目がなくなり、汗や水分の侵入による回路の故障リスクが大幅に低減。さらに、ファン側のスイッチ周りにもラバー加工が施され、現場でのハードな使用に耐えうる仕様となりました。
重量405g:信頼の証としての重量増
容量アップとラバー素材採用により、重量は405gと旧型から約10g重くなっています。わずかな差ですが、ファン2個(223g)やウェアを合わせた総重量は700g前後となります。重心設計により体感では分かりにくいものの、長時間の作業では腰や肩への負担を考慮したベルト等の併用も検討しましょう。
4. 静音性と現場での「音」のリアル
出力を30Vに上げると気になるのが「音」ですが、内部設計の進化によりバランスが取られています。
- 相対的な静音性の向上: 30Vというハイパワーに対応しつつも、稼働音の大きさ自体は旧型からほとんど変わらないように設計されており、出力に対する効率(静音性)は向上しています。
- 現場での注意点: 限界まで回転数を高めているため、特有の「キーン」という高い風切り音が響きます。静かな屋内や、指示・インカムの声が重要な現場では、コミュニケーションの妨げにならないよう風量調節が必要ですね。
5. 【最重要】旧モデルとの互換性は「原則なし」
2026年モデルを導入する上で最も注意すべき点が、過去のモデル(2025年モデル以前)との互換性が原則として無いことです。
※互換性に関する厳守事項
- プラグ規格の変更: 新型バッテリー(AC10)の高出力に旧型ファンが耐えられないため、物理的に刺さらないよう形状が変更されています。
- 絶対にNG: 「新型バッテリー(AC10)」と「旧型ファン(AC09以前)」の接続は厳禁です。
- 唯一の例外: 旧型バッテリー(AC09等)で新型ファン(AC10-1/2)を回すことは、旧型のファンケーブル(AC320等)を使用する場合に限り可能です。ただし、風量は旧バッテリーの最大出力に制限されます。
- サーモクラフト非対応: 冬用の電熱パッド「サーモクラフト(TC500/TC250等)」とは互換性がありません。
6. ペルチェ一体型「アイスクラフト」への対応
2026年のAC10バッテリーは、ファンとペルチェ素子(冷却プレート)が一体化した新型「アイスクラフト(IC10-1)」にも対応しています。
これにより、毎秒120リットルの風だけでなく、背中を直接最大マイナス23度で冷やす「物理冷却」を同時に稼働させることが可能になりました。このハイブリッドシステムこそが、バートルが提案する最強の熱中症対策です。
7. スペック比較表:2026年 vs 2025年
新旧モデルの主要スペックをまとめました。進化のポイントを比較してください。
| 比較項目 | 2026年モデル (AC10) | 2025年モデル (AC09) |
|---|---|---|
| 最大電圧 | 30V | 24V |
| 最大風量 | 120L / 秒 | 105L / 秒 |
| バッテリー容量 | 5,600mAh (80.64Wh) | 4,900mAh (71.5/73.0Wh) |
| 自動切替後の性能 | 23V (約77L/秒) | 18V (約68L/秒) |
| 連続稼働(最大時) | 1h(30V) + 約5h(23V) | 1h(24V) + 約5h(18V) |
| バッテリー重量 | 405g | 約395g |
| 天板素材 | 高耐久ラバー素材 | プラスチック |
8. まとめ:2026年モデルAC10は「プロ仕様」の完成形
バートルの2026年モデル「AC10」は、過去の互換性を切り捨ててでも「30V・120L/秒」という圧倒的なパワーと、現場レベルでの防水性・耐久性を追求した、まさに「プロ仕様」の仕上がりとなっています。
旧モデルを凌駕する風量は、一度体感すると戻れないほどのインパクトがあります。特に「炎天下での屋外作業が多い方」「絶対的な冷却能力を求める方」にとって、AC10は2026年の最有力候補となるでしょう。購入の際は、ファンとバッテリーをセットで揃え、進化した「爆風」で猛暑を安全に乗り切りましょう。
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購入前に見る判断マップ
AC10について、記事本文で扱った比較軸を購入前チェックとして整理します。実データが十分に取れない場合でも、読者が迷いやすい条件を見える形にしておきます。
- 満足しやすい人: 価格・手軽さ・用途が合う人は満足しやすい
- 後悔しやすい点: 期待値がずれると不満が出やすい
- 比較すべき軸: 代替候補と比べて判断する
安さや評判だけで決めず、自分の用途と不満が出やすい条件を先に合わせると、購入後のずれを減らせます。


