※本情報は2025年11月24日時点のものです。最新のドライバーバージョンや実売価格は、必ず購入前に各販売サイトにてご確認ください。
「Radeonは不安定」「ゲームするならGeForce一択」...そんな古い常識にとらわれて、15万円近いグラボを脳死で買おうとしていませんか?
2025年3月にAMDから放たれた刺客、Radeon RX 9070 XT。
発売から半年以上が経過し、ドライバーも成熟した今、このカードは「単なるコスパ枠」を超え、ゲーマーにとっての「最適解」になりつつあります。
しかし、ネット上には「クラッシュする」「AIが弱い」といったネガティブな口コミも散見されます。果たしてそれは事実なのでしょうか?
本記事では、RX 9070 XTを自腹購入し、半年間メイン機として使い倒した筆者が、競合であるRTX 5070 Tiとの比較を交えながら、その真価を徹底的にレビューします。
メリットだけでなく、致命的な弱点も包み隠さず公開しますので、購入を迷っている方はぜひ最後までお付き合いください。
結論:ゲーマーなら「買い」だが、クリエイターは「回れ右」
まず最初に結論を申し上げます。RX 9070 XTは、「PCの使い道は9割がゲーム」というユーザーにとっては、2025年現在、最も賢い選択肢です。
理由は単純明快。**「RTX 5070 Tiと同等のゲーム体験が、約3万円安く手に入るから」**です。
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RTX 5070 Tiと比較してわかった決定的な違い
私が半年間検証して感じた、両者の決定的な違いは以下の通りです。
| 特徴 | AMD Radeon RX 9070 XT | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti |
| 実売価格 (2025/11) | 約112,700円〜 💰 | 約129,800円〜 💸 |
| 得意な解像度 | WQHD (最高) / 4K (快適) | WQHD (最高) / 4K (超快適) |
| ラスタライズ性能 | 同等〜やや上 | 同等 |
| レイトレーシング | RTX 4080級 (実用レベル) | 最強 (RTX 50シリーズ品質) |
| アップスケーラー | FSR 4 (十分綺麗) | DLSS 4 (業界標準・最高品質) |
| フレーム生成 | AFMF 2 (全ゲーム対応) | DLSS MFG (対応ソフトのみだが高品質) |
| AI / クリエイティブ | ❌ 苦手 (環境構築難・遅い) | ✅ 最強 (業界標準) |
| ワットパフォーマンス | △ 普通 (304W) | ⭕ 優秀 (300W・低負荷時◎) |
コスパ最強説は本当か?実売価格差を検証
発売当初(2025年3月)、MSRP(希望小売価格)の時点でRX 9070 XTは$599、RTX 5070 Tiは$749と、$150もの価格差がありました。
2025年11月現在、日本国内の実売価格でもこの差は維持されており、モデルによっては約2〜3万円の差がついています。
この3万円があれば、何ができるでしょうか?
- CPUをワンランク上のRyzen 7 9800X3Dにアップグレードする
- メモリを32GBから64GBに増やす
- 2TBの高速NVMe SSDを追加する
PC全体のパフォーマンスを底上げできる予算が浮く。これこそが、RX 9070 XTを選ぶ最大のメリットです。
RX 9070 XTのスペックとベンチマーク検証
では、具体的な性能を見ていきましょう。先代のフラッグシップ「RX 7900 XTX」や、ライバル「RTX 5070 Ti」との比較スペックです。
カタログスペック比較表
| 項目 | RX 9070 XT | RX 7900 XTX (前世代) | RTX 5070 Ti (競合) |
| GPUアーキテクチャ | RDNA 4 | RDNA 3 | Blackwell |
| VRAM | 16GB GDDR6 | 24GB GDDR6 | 16GB GDDR7 |
| バス幅 | 256-bit | 384-bit | 256-bit |
| TBP (消費電力) | 304W | 355W | 300W |
| AIアクセラレータ | 第2世代 (2x) | 第1世代 | Tensor Core (第5世代) |
💡 ポイント: RX 9070 XTは、メモリバスやVRAM容量こそ前世代の最上位(7900 XTX)に劣りますが、アーキテクチャの進化により、実効性能では肉薄しています。特に注目すべきはGDDR6採用によるコストカットで、これが安さの秘密です。
WQHD/4Kゲーミング性能:モンハンワイルズで実測
2025年の覇権タイトル『モンスターハンターワイルズ』におけるパフォーマンスをチェックしました。
- 検証環境: Ryzen 7 7800X3D, RAM 32GB
- 設定: 4K解像度, 最高画質
結果(平均FPS):
- RX 9070 XT (FSR 4 Quality): 88 fps
- RTX 5070 Ti (DLSS 4 Quality): 92 fps
体感差はゼロです。
Radeonシリーズは伝統的に『モンスターハンター』シリーズとの相性が良く、最適化が進んでいるため、高負荷な場面でもフレームレートが安定しています。WQHD解像度であれば、両者ともに144fps張り付きが狙えるレベルです。
第3世代RTコアの実力:レイトレは「使える」レベルになったか?
これまで「Radeonはレイトレが弱い」と言われ続けてきましたが、RX 9070 XT搭載の第3世代RTコアは大きく進化しました。
『Cyberpunk 2077』のパストレーシングモードでは流石にNVIDIAに分がありますが、通常のレイトレーシング設定であれば、RTX 4080 Superと同等レベルの快適さを実現しています。
「レイトレをONにするとカクついて遊べない」というRadeonの悪夢は、過去のものとなりました。
【徹底検証】悪い口コミ・評判の真偽を暴く
ここからが本題です。ネット上で囁かれるRX 9070 XTの「闇」について、半年間使い込んだユーザーとして真実を語ります。
1. 「Radeonはドライバが不安定」は過去の話?
❌ 悪い口コミ: 「ゲーム中に突然落ちる」「ドライバのタイムアウトが頻発する」
✅ 検証結果: リファレンス環境なら極めて安定している。
私自身、購入直後のドライバ(25.3.1)から最新版まで更新し続けていますが、ゲームプレイ中のクラッシュは一度も経験していません。
ただし、以下の条件では不安定になることが確認されています。
- 過度なアンダーボルト設定: Adrenalinソフトで電圧を下げすぎると、即タイムアウトします。
- 古い残骸ファイル: GeForceから乗り換える際、DDU(Display Driver Uninstaller)で完全に旧ドライバを削除しないと、高確率で不具合が出ます。
「不安定だ」と嘆いているユーザーの多くは、無理な設定や環境構築のミスが原因であるケースが多い印象です。
2. アイドル時の消費電力と「スパイク」問題の現実
❌ 悪い口コミ: 「何もしていないのに電気を食う」「電源が落ちる」
✅ 検証結果: アイドル電力は改善されたが、スパイク(瞬時電力)は注意が必要。
RX 7000シリーズで問題視された「マルチモニタ時のアイドル高電力」は、RX 9070 XTでかなり改善されました。YouTubeを見ている程度なら、RTX 5070 Tiと大差ありません。
しかし、「電力スパイク」は実在します。
高負荷なゲームで爆発エフェクトが出た瞬間など、一瞬だけ450W近くまで消費電力が跳ね上がることがあります。
ギリギリの容量(650Wなど)の電源ユニットを使っていると、保護回路が働いてPCが落ちる可能性があります。最低でも750W、できれば850W以上のGold電源を推奨します。
3. AI生成・動画編集性能の「絶望的な」弱さ
❌ 悪い口コミ: 「AIイラスト生成が遅い」「Stable Diffusionが動かない」
✅ 検証結果: これだけは「真実」です。
ここがRX 9070 XT最大の、そして唯一の致命傷です。
ハードウェアとしてはAI処理性能が向上していますが、ソフトウェア(ROCmなど)のWindows対応が、NVIDIAのCUDAエコシステムに比べて圧倒的に遅れています。
- Stable Diffusion: 導入に手間がかかる上、生成速度はRTX 5070 Tiの半分以下。
- Blender: OptiXが使えないため、レンダリング時間は大幅に伸びます。
「将来的にAIも触ってみたいな」という軽い気持ちがあるなら、悪いことは言いません。3万円高くてもRTX 5070 Tiを買ってください。 RX 9070 XTでAIに挑むのは、茨の道です。
RX 9070 XTを選ぶべき人・選んではいけない人
これまでの検証を踏まえ、あなたがどちらを選ぶべきか診断します。
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🟢 あなたは「RX 9070 XT」を選ぶべきです
- 予算を抑えて、最高のゲーム環境を作りたい。
- 主な用途はSteamでのゲーム、動画鑑賞、Webブラウジングのみ。
- 電源ユニットには余裕がある(または買い替える予定)。
- 「みんなと同じGeForce」よりも「通好みのRadeon」という響きが好き。
🔴 あなたは「RTX 5070 Ti」を選ぶべきです
- ゲームだけでなく、AIイラスト生成や動画編集もガッツリやりたい。
- 「DLSS」や「Reflex」といったNVIDIA独自機能に依存しているゲームがある。
- トラブルシューティングに時間をかけたくない。安定こそ正義。
- 予算に余裕がある。
まとめ:浮いた3万円で何を買う?
RX 9070 XTは、決して「万能」なグラフィックボードではありません。AIやクリエイティブ用途という明確な弱点を持っています。
しかし、「純粋なゲーミングデバイス」として見た時の完成度は、歴代Radeonの中でも最高傑作と言えます。
RTX 5070 Tiと同等のゲーム体験を、3万円も安く提供してくれる。この圧倒的なコストパフォーマンスは、多少の弱点には目をつぶれるほどの魅力です。
もしあなたが、AI生成に興味がなく、ただひたすらに高画質でゲームを楽しみたいのであれば、RX 9070 XTを選んで後悔することはないでしょう。
浮いた3万円で新しいゲームソフトを3本買うもよし、美味しいものを食べるもよし。賢い選択で、最高のゲーミングライフを手に入れてください。
参考文献
- AMD Radeon™ RX 9000 Series Graphics Cards - AMD.com
- NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti Family - NVIDIA.com
- 各社GPUデータベースおよび2025年3月〜11月の市場価格調査データに基づく


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