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CPUグリスふき取り完全ガイド:正しい方法と注意点でPC性能を復活!

CPUグリスふき取り完全ガイド:正しい方法と注意点でPC性能を復活!

「最近、パソコンの動作がなんだか重い…」

「PCを使っていると、冷却ファンの音が以前よりもうるさく感じる…」

このような悩みを抱えていませんか?

もしそうなら、原因の一つにCPUグリスの劣化が考えられます。

CPUグリスは、パソコンの頭脳であるCPUと、それを冷やすCPUクーラー(ヒートシンク)との間に塗られている熱伝導材です。

目立たない存在ですが、CPUの熱を効率的にクーラーへ伝え、パソコン全体の性能と安定性を保つために非常に重要な役割を担っています。

しかし、このCPUグリスも時間とともに乾燥したり硬くなったりして、本来の性能を発揮できなくなってしまいます。

劣化したグリスをそのままにしておくと、CPUの冷却がうまくいかず、様々なトラブルの原因になりかねません。

この記事では、古くなったCPUグリスを正しく安全にふき取る方法、必要な道具、そして作業時の重要な注意点について、初心者の方にも分かりやすくステップバイステップで解説します。

CPUグリスのメンテナンスは、一見難しそうに感じるかもしれませんが、正しい知識と準備があれば、ご自身で行うことが可能です。

この記事を読めば、あなたも安心してCPUグリスのふき取りに挑戦し、愛用のPCの性能を復活させ、より長く快適に使い続けるための一歩を踏み出せるはずです。

Amazon Japanで「cpu グリス」を検索してみました。

これは単なる修理ではなく、PCの健康を維持するための積極的なケアなのです。

目次

なぜCPUグリスのふき取りが重要なのか?

なぜCPUグリスのふき取りが重要なのか?
CPUグリスふき取り完全ガイド

CPUグリスのふき取りと再塗布は、パソコンの性能を維持し、寿命を延ばすために非常に重要なメンテナンス作業です。

しかし、なぜそこまで重要なのでしょうか?

このセクションでは、古いCPUグリスが引き起こす問題と、グリスを新しくすることで得られるメリットについて詳しく見ていきましょう。

古いCPUグリスが引き起こす深刻な問題点

CPUグリスは、パソコンの使用時間や環境によって徐々に劣化していきます。

具体的には、グリスが乾燥して硬くなったり、ひび割れたりして、熱を伝える能力(熱伝導性)が著しく低下します。

この状態を放置すると、以下のような深刻な問題が発生する可能性があります。

  • 冷却効率の低下: 劣化したグリスは、CPUとヒートシンクの間の熱の橋渡し役を果たせなくなり、むしろ熱の壁となってしまいます。 これにより、CPUの熱がヒートシンクへ効率的に伝わらなくなります。
  • CPUのオーバーヒート: 熱がうまく逃げないため、CPUの温度が異常に上昇します。 特にゲームや動画編集など、CPUに高い負荷がかかる作業を行うと、温度は急激に高まります。
  • パフォーマンスの低下(サーマルスロットリング): 最近のCPUは、過熱による損傷を防ぐために、一定以上の温度になると自動的に動作クロックを下げて性能を抑制する機能(サーマルスロットリング)を備えています。 これにより、パソコンの動作が著しく遅くなったり、カクついたりします。 ユーザーはソフトウェアの問題や単なる老化と誤解しがちですが、実は物理的なグリスの劣化が原因であることも少なくありません。
  • システムの不安定化: CPUのオーバーヒートは、突然のシャットダウン、フリーズ、ブルースクリーン(BSOD)といったシステム全体の不安定化を引き起こす原因となります。
  • 部品寿命の短縮: CPUだけでなく、マザーボード上の他の部品も、長期間高温にさらされることで寿命が縮まってしまう可能性があります。
  • 冷却ファン騒音の増大: CPUの温度が下がらないため、CPUファンやケースファンは常に高速で回転しようとします。 これにより、ファンの騒音が大きくなり、不快な作業環境につながります。

これらの問題は、見えないところで静かに進行し、気づいた時にはPCの快適性が大きく損なわれていることがあります。

グリスふき取りと再塗布で得られる驚きのメリット

古いCPUグリスを綺麗にふき取り、新しいグリスを適切に再塗布することで、上記のような問題を解決し、多くのメリットを得ることができます。

  • CPU冷却性能の向上と温度の安定化: 新しいグリスはCPUとヒートシンクの微細な隙間をしっかりと埋め、熱伝導を最適化します。 これにより、CPUの温度が効果的に下がり、安定した動作が期待できます。
  • PCパフォーマンスの回復・向上: CPU温度が適切に管理されることで、サーマルスロットリングによる性能低下を防ぎます。 結果として、PC全体のレスポンスが向上し、高負荷な作業もスムーズに行えるようになります。
  • システム安定性の向上: CPUのオーバーヒートが抑制されるため、予期せぬシャットダウンやフリーズのリスクが大幅に減少します。
  • PCパーツの長寿命化: CPUや周辺パーツを過度な熱から守ることで、それらの寿命を延ばすことに繋がります。
  • 静音性の向上: 冷却効率が上がることで、冷却ファンが必要以上に高速回転する必要がなくなり、結果としてパソコンの動作音が静かになります。
  • 安心して使えるPC環境: CPUが適切に冷却されているという安心感は、日々のPC利用における信頼性を高めます。

このように、CPUグリスのふき取りと再塗布は、一見地味な作業ですが、PCのパフォーマンスと寿命に大きな影響を与える、非常に効果的なメンテナンスなのです。

CPUグリスふき取りに必要なものパーフェクトリスト

CPUグリスふき取りに必要なものパーフェクトリスト
CPUグリスふき取り完全ガイド

CPUグリスのふき取り作業をスムーズかつ安全に行うためには、適切な道具と材料を事前に準備しておくことが非常に重要です。

ここでは、必須のクリーニング用品と、あると便利な道具をリストアップしてご紹介します。

これらの道具の品質が、作業の成功と安全性を左右すると言っても過言ではありません。

必須クリーニング用品:これで間違いなし!

古いCPUグリスを効果的に、かつ安全に除去するためには、以下のいずれかのクリーニング剤とふき取り材の組み合わせが推奨されます。

  • クリーニング剤:
    • 高純度イソプロピルアルコール (IPA – 99%以上): 多くの専門家が推奨するクリーニング液です。 古いグリスを効果的に溶解し、速乾性があり残留物がほとんどないため、電子部品の清掃に適しています。 純度が高いほど水分が少なく、より安全で効果的なクリーニングが可能です。
    • 無水エタノール: IPAと同様に、グリスの除去に効果的で、揮発性が高く綺麗に乾燥します。 薬局などで比較的手に入りやすいのも特徴です。
    • 専用グリスクリーナー: CPUグリス除去専用に開発された製品も市販されています。 これらはワイプシートタイプや液体タイプがあり、手軽に使用できるのがメリットです。
  • ふき取り材:
    • マイクロファイバークロス: 糸くずが出にくく、CPU表面を傷つけにくい柔らかい素材です。 グリスや汚れをしっかりと捉え、繰り返し洗って使用することも可能です。
    • キムワイプ (または同等の産業用ワイパー): 実験室などで使われる、毛羽立ちが極めて少ない紙製ワイパーです。 繊維が残りにくいため、精密なクリーニングに適しています。 Amazonなどのオンラインストアでも購入可能です。
    • アルコール含有クリーニングペーパー/ウェットティッシュ: 一部の情報源では、これらを使用する例も紹介されています。 ただし、使用する場合はアルコール濃度を確認し、糸くずが出ない電子部品向けの製品を選ぶようにしましょう。 一般的なウェットティッシュは、保湿剤などの余計な成分が含まれていたり、繊維が残りやすかったりするため、専用のクリーナーやIPA/無水エタノールとマイクロファイバークロス/キムワイプの組み合わせに比べると、安全性や確実性で劣る場合があります。

表1: ふき取り用クリーナー比較

クリーナー種類主な成分特徴入手しやすさ価格帯目安 (500ml)注意点
高純度イソプロピルアルコール (IPA)イソプロパノール速乾性、高い洗浄力、残留物が少ないオンライン、一部専門店1,000円~2,000円程度火気厳禁、換気必須、皮膚への刺激の可能性
無水エタノールエタノール速乾性、高い洗浄力、残留物が少ない薬局、オンライン1,000円~1,700円程度火気厳禁、換気必須、一部プラスチックを侵す可能性
専用グリスクリーナー製品により異なる (IPA系など)手軽さ、専用設計による安心感PCパーツ店、オンライン数百円~1,500円程度 (製品による)製品の指示に従う、成分を確認

あると作業が捗る!便利な道具たち

必須ではありませんが、以下の道具があると、より安全かつ効率的に作業を進めることができます。

  • 手袋 (ニトリルまたはラテックス製): 手の皮脂がCPUやヒートシンクに付着するのを防ぎ、クリーニング液から手を保護します。 一部のクリーナーキットには付属していることもあります。
  • エアダスター / ブロアー: CPU周りやヒートシンクに付着したホコリを、ふき取り作業の前に吹き飛ばします。 これにより、ホコリがグリスと混ざったり、表面を傷つけたりするのを防ぎます。
  • 精密ドライバーセット: CPUクーラーを取り外す際に必要です。 クーラーの固定方式に合った正しい種類とサイズのドライバーを用意しましょう。
  • プラスチック製のヘラ: 主に新しいグリスを塗布する際に使いますが、非常に硬く固着した古いグリスを、CPU表面を傷つけないように慎重に剥がす際にも役立つことがあります。 金属製のものはCPUを傷つけるリスクが高いので避けましょう。
  • 作業用マットまたは新聞紙: 作業台を保護し、ネジなどの小さな部品をなくさないようにするために敷いておくと良いでしょう。
  • 小皿やトレイ: 取り外したネジをまとめておくのに便利です。

表2: CPUグリスふき取り作業 準備物チェックリスト

クリーニング剤

  • 高純度イソプロピルアルコール (IPA) または 無水エタノール:
    • 目的・役割: 古いグリスを溶解し、きれいに除去します。
    • 入手場所例: オンラインストア、電子部品店、ドラッグストア (無水エタノール)、一部ホームセンター
  • 専用グリスクリーナー:
    • 目的・役割: 手軽に古いグリスを溶解・除去できます。
    • 入手場所例: PCパーツ専門店、オンラインストア

拭き取り材

  • マイクロファイバークロス:
    • 目的・役割: 糸くずが出にくく、CPUやクーラーを傷つけにくい素材です。
    • 入手場所例: 100円ショップ、カー用品店、オンラインストア
  • キムワイプ:
    • 目的・役割: 毛羽立ちが極めて少なく、精密機器の拭き取りに適しています。
    • 入手場所例: オンラインストア、理化学用品店

その他

クリーニング剤

  • 高純度イソプロピルアルコール (IPA) または 無水エタノール
    • 目的・役割: 古いグリスを効率的に溶解・除去します。
    • 入手場所例: オンラインストア、電子部品店、ドラッグストア (無水エタノール)、一部ホームセンター
  • 専用グリスクリーナー
    • 目的・役割: 手軽に古いグリスを溶解・除去できます。
    • 入手場所例: PCパーツ専門店、オンラインストア

拭き取り材

  • マイクロファイバークロス
    • 目的・役割: 糸くずが出にくく、CPUやクーラーを傷つけにくい素材です。
    • 入手場所例: 100円ショップ、カー用品店、オンラインストア
  • キムワイプ
    • 目的・役割: 毛羽立ちが極めて少なく、精密機器の拭き取りに最適です。
    • 入手場所例: オンラインストア、理化学用品店

その他

  • 手袋 (ニトリルなど)
    • 目的・役割: 手を保護し、皮脂が部品に付着するのを防ぎます。
    • 入手場所例: ドラッグストア、ホームセンター、オンラインストア
  • エアダスター/ブロアー
    • 目的・役割: 作業前のホコリ除去に役立ちます。
    • 入手場所例: 家電量販店、PCパーツ専門店、オンラインストア
  • 精密ドライバーセット
    • 目的・役割: CPUクーラーの取り外しに必須です。
    • 入手場所例: ホームセンター、100円ショップ、PCパーツ専門店、オンラインストア
  • プラスチック製のヘラ (あれば)
    • 目的・役割: 固着したグリスを慎重に剥がす際の補助として使います。
    • 入手場所例: PCパーツ専門店、オンラインストア (グリスに付属の場合も)
  • 作業用マット/新聞紙
    • 目的・役割: 作業スペースを保護し、小さな部品の紛失を防ぎます。
    • 入手場所例: 自宅にあるもの、コンビニなど
  • 小皿/トレイ
    • 目的・役割: ネジなどの小物を一時的に置いて管理するのに便利です。
    • 入手場所例: 自宅にあるもの
  • 新しいCPUグリス
    • 目的・役割: 古いグリスを拭き取った後、CPUに再塗布するために必ず必要です。
    • 入手場所例: PCパーツ専門店、オンラインストア

これらのリストを参考に、万全の準備を整えて作業に臨みましょう。

【実践編】CPUグリスの正しいふき取り手順を徹底解説

【実践編】CPUグリスの正しいふき取り手順を徹底解説
CPUグリスふき取り完全ガイド

準備が整ったら、いよいよCPUグリスのふき取り作業に入ります。

ここでは、安全かつ確実に古いグリスを除去するための正しい手順を、ステップごとに詳しく解説します。

焦らず、一つ一つの工程を丁寧に行うことが、成功への鍵です。

特に、力を加減すること、そしてCPUや周辺部品を傷つけないよう細心の注意を払うことが重要です。

作業開始!安全第一の準備ステップ

本格的な作業に入る前に、安全を確保し、作業環境を整えるための準備が不可欠です。

  1. PCの電源を完全にシャットダウンし、電源ケーブルをコンセントから抜きます。 これは最も重要な安全対策です。感電やショートを防ぐために必ず実行してください。
  2. 作業スペースを確保し、整理整頓します。 明るく、清潔で、安定した平らな場所で作業しましょう。 小さな部品をなくさないよう、周囲に余計な物を置かないようにします。
  3. 身体の静電気を放電します。 PCケースの金属部分(塗装されていない箇所)や、水道管など、接地された大きな金属製品に触れて、身体に帯電した静電気を逃がします。 静電気はCPUなどの精密な電子部品を一瞬で破壊する可能性があるため、非常に重要なステップです。
  4. 必要であれば、静電気防止リストストラップを装着します。 特に乾燥しやすい季節や環境では、より確実な静電気対策として有効です。
  5. 適切な服装を心がけます。 ウールやフリースのような静電気を発生しやすい素材の衣服は避け、綿などの天然素材の服を着用するのが望ましいです。
  6. 必要な工具とクリーニング用品を手元に揃えます。 前のセクションで作成した「準備物チェックリスト」を再度確認し、すぐに使えるように配置しておきましょう。

これらの準備を怠ると、思わぬトラブルに見舞われる可能性があります。安全第一で作業を進めましょう。

CPUクーラーの安全な取り外し方

次に、CPUにアクセスするためにCPUクーラーを取り外します。

  1. PCケースのサイドパネルを開けます。 通常はネジで固定されているか、スライド式になっています。
  2. CPUクーラーのファンケーブルをマザーボードから抜きます。 小さなコネクタで接続されているので、ツメを押しながら慎重に引き抜きましょう。
  3. CPUクーラーの固定機構を確認します。 CPUクーラーの固定方法は、ネジ式、プッシュピン式、レバー式など、製品によって異なります。 ご自身のクーラーがどのタイプかを確認してください。
  4. 固定具を慎重に解除します。
    • ネジ式の場合: ドライバーを使って、ネジを少しずつ緩めます。対角線上にあるネジを交互に、均等な力で緩めていくのがポイントです。これにより、CPUへの偏った圧力を避けられます。
    • プッシュピン式の場合: ピンの上部を90度回転させたり、引き上げたりしてロックを解除します。4ヶ所のピン全てを解除します。
    • レバー式の場合: レバーを適切な方向に倒して固定を解除します。
  5. CPUクーラーをゆっくりと真上に持ち上げます。 古いグリスが固着して、クーラーがCPUに貼り付いていることがあります。 この場合、絶対に力ずくで引き剥がそうとしないでください。 CPUやソケットを破損する恐れがあります。 クーラーを左右に優しくねじるようにして、少しずつ固着を剥がしていくのがコツです。 それでも外れない場合は、無理せず次の「固着したグリスへの対処法」を参考にしてください。

CPUクーラーの取り外しは、特に初心者にとっては緊張する作業かもしれませんが、慎重に行えば問題ありません。

CPUとヒートシンク表面のグリスを徹底ふき取り!

CPUクーラーが無事に取り外せたら、いよいよ古いグリスのふき取りです。

CPUの表面(IHS: Integrated Heat Spreaderと呼ばれる金属製の蓋部分)と、CPUクーラーのCPUとの接地面(ベース部分)の両方を綺麗にします。

  1. CPU表面 (IHS) のふき取り:
    • まず、乾いたマイクロファイバークロスやキムワイプを使って、表面の古いグリスを大まかにふき取ります。 このとき、力を入れすぎないように注意してください。
    • 次に、選択したクリーニング液(高純度IPA、無水エタノール、または専用クリーナー)を、マイクロファイバークロスやキムワイプに少量染み込ませます。 液体を直接CPUに滴下するのは絶対に避けてください。 周辺の基板にかかると故障の原因になります。
    • クリーナーを染み込ませたクロスで、CPU表面を優しく、一定方向に拭いていきます。 円を描くように拭くと、汚れが広がってしまうことがあるため、一方向に拭き進めるのがコツです。
    • グリスが完全に除去できるまで、クロスの綺麗な面を使うか、新しいクロスに取り替えながら、この作業を繰り返します。
    • CPUの縁や隅にグリスが残っている場合は、クリーナーを少量つけた綿棒や、爪楊枝の先にティッシュを巻き付けたものなどで、丁寧に除去します。 ただし、CPU表面を傷つけないように、細心の注意を払ってください。
  2. CPUクーラーのベース(ヒートシンク接地面)のふき取り:
    • CPUと同様の手順で、CPUクーラーのCPUとの接地面も綺麗にふき取ります。 ヒートシンクのベース部分は、CPUの熱を効率的に吸収するために鏡面仕上げになっていることが多いので、特に傷をつけないように注意が必要です。

ふき取り作業は、根気と丁寧さが求められます。焦らず、確実に古いグリスを除去しましょう。

ガンコに固着したグリスへの最終手段

長年使用されたPCでは、CPUグリスがカピカピに乾燥し、石のように固まってしまっていることがあります。

このような場合、通常のふき取りだけでは除去が難しいことがあります。

  1. クリーナーでパックする: 高純度IPAや無水エタノールを少し多めに染み込ませたキムワイプやコットンを、固着したグリスの上に数分間置いてみてください(パックするようなイメージです)。 これにより、グリスが多少柔らかくなり、剥がしやすくなることがあります。
  2. プラスチック製のヘラやカードで慎重に剥がす: グリスが少し柔らかくなったら、プラスチック製のヘラ(グリス塗布用の付属品など)や、不要なプラスチックカードの角などを使って、CPU表面を傷つけないように極めて慎重に、少しずつ剥がしていきます。 金属製のヘラやカッターナイフなどは、CPU表面を傷つけるリスクが非常に高いため、絶対に使用しないでください。
  3. ドライヤーで軽く温める(最終手段・非推奨に近い注意が必要): 一部の情報では、ドライヤーで軽く温めてグリスを柔らかくする方法も紹介されていますが、これは最終手段と考えてください。 温めすぎるとCPUや周辺の電子部品にダメージを与える可能性があります。 もし試す場合は、ごく短時間、低温で、CPUから十分な距離を保って行うなど、細心の注意が必要です。基本的には専門知識がない限り避けるべき方法です。

どのような場合でも、力任せに作業するのは禁物です。根気強く、少しずつ除去していくことが重要です。

最終チェック!ふき取り後の確認と完全乾燥

古いグリスをふき取り終えたら、最後の確認と乾燥を行います。

  1. ふき残しの確認: CPUのIHS表面とCPUクーラーの接地面を、明るい場所でよく観察し、グリスのふき残しがないか、クリーナー液の垂れ跡がないか、布の繊維などが付着していないかを確認します。 わずかなふき残しでも、新しいグリスの性能を低下させる原因になります。
  2. 完全な乾燥: クリーニング液を使用した後は、表面が完全に乾燥するまで待つことが非常に重要です。 高純度IPAや無水エタノールは揮発性が高いのですぐに乾燥しますが、念のため数分間は待ちましょう。 湿り気が残ったまま新しいグリスを塗布すると、性能が十分に発揮されなかったり、最悪の場合ショートの原因になったりする可能性があります。
  3. 最終的なホコリ除去: 完全に乾燥した後、エアダスターでCPU表面とクーラー接地面を軽く吹き、作業中に付着したかもしれない微細なホコリを再度除去しておくと万全です。

これで、CPUグリスのふき取り作業は完了です。

この後、新しいCPUグリスを塗布する工程へと進みますが、その際も、この清潔で乾燥した表面が最高のパフォーマンスを引き出すための基礎となります。

絶対避けて!CPUグリスふき取り時の重要注意点とNG行動

絶対避けて!CPUグリスふき取り時の重要注意点とNG行動
CPUグリスふき取り完全ガイド

CPUグリスのふき取り作業は、PCの性能を回復させる効果的な手段ですが、いくつかの重要な注意点を守らないと、かえってPCにダメージを与えてしまう可能性があります。

ここでは、安全に作業を行うための鉄則と、絶対にやってはいけないNG行動について解説します。

力を入れすぎない「優しさ」と、クリーナーや最終的な表面状態における「純粋さ」が、この作業の成功を左右します。

これだけは守って!安全のための鉄則

以下のルールは、作業の安全を確保し、部品を保護するために必ず守ってください。

  • 静電気対策の徹底: 作業前には必ず身体の静電気を放電し、作業中もこまめに放電を心がけてください。 静電気防止手袋やリストストラップの使用も有効です。CPUやメモリなどのパーツは静電気に非常に弱いです。
  • CPUピンやソケットには絶対に触れない・汚さない: CPUをマザーボードから取り外して作業することは通常ありませんが(IHS上のグリスふき取りが主目的のため)、万が一取り外す場合は、CPUの裏面にあるピンや、マザーボード側のソケットの接点には絶対に触れないでください。 皮脂や汚れが付着したり、ピンが曲がったりすると、深刻な故障の原因となります。
  • クリーニング液の量に注意: クリーニング液は、クロスやキムワイプに少量ずつ染み込ませて使用し、CPUやマザーボードに直接垂らさないようにしてください。 液体が基板上に流れ込むと、ショートや腐食の原因になる可能性があります。
  • 作業場所の換気を良くする: イソプロピルアルコールや無水エタノールなどの有機溶剤を使用する際は、窓を開けるなどして作業場所の換気を十分に行ってください。

やってはいけない!よくある失敗とNG行動

以下の行動は、PC部品の損傷や性能低下に繋がる可能性があるため、絶対に避けてください。

  • 力を入れすぎたふき取り・擦りすぎ: CPUのIHS表面やヒートシンクのベース部分は金属ですが、強く擦ると微細な傷がつく可能性があります。 傷がつくと、新しいグリスを塗っても密着性が悪くなり、冷却性能が低下することがあります。優しく、丁寧にふき取ることを心がけましょう。
  • 不適切なクリーナーの使用: 家庭用洗剤、マニキュアの除光液、パーツクリーナー(一部の強力なもの)、研磨剤入りのクリーナーなどは絶対に使用しないでください。 これらの液体は、CPUやマザーボードの部品を侵したり、ショートの原因となる残留物を残したりする可能性があります。
  • 一般的なティッシュペーパーや綿棒の繊維残し: 普通のティッシュペーパーは、ふき取り作業中に繊維がちぎれて残りやすいです。 同様に、一般的な綿棒も繊維が抜けやすいことがあります。これらの繊維がCPUとヒートシンクの間に挟まると、熱伝導を阻害します。 必ず、毛羽立ちの少ないマイクロファイバークロスやキムワイプ、電子部品用のクリーニング綿棒を使用してください。
  • 古いグリスのふき残し: 古い劣化したグリスが少しでも残っていると、新しく塗るグリスの性能を著しく低下させます。 古いグリスは熱伝導性が悪いため、これが介在すると熱が効率的に伝わりません。 特に、もし古いグリスが導電性(電気を通すタイプ)で、それがマザーボード上に飛び散っていた場合、ふき残しはショートによる故障の直接的な原因となります。
  • クリーナーが完全に乾燥する前のグリス塗布: ふき取りに使用したクリーニング液(IPAやエタノールなど)が完全に乾燥する前に新しいグリスを塗布すると、残留した溶剤が新しいグリスと混ざり合い、グリス本来の性能を発揮できなくなる可能性があります。 また、水分が残っていると、通電時に問題を引き起こすことも考えられます。必ず完全に乾燥したことを確認してから次のステップに進んでください。
  • 導電性グリスのはみ出し・ふき残し(新しいグリス塗布時の注意点として): これは主に新しいグリスを塗布する際の注意点ですが、もし使用する新しいグリスが導電性(液体金属グリスなど)の場合、それがCPUソケット周辺やマザーボードの電子部品にはみ出すと、ショートしてPC全体を破壊する深刻な事態を引き起こします。 ふき取り作業で古いグリスが広範囲に散らばった場合、それが導電性であったなら、その清掃も念入りに行う必要があります。初心者の方は、非導電性のグリスを選ぶのが安全です。

これらの注意点を守り、NG行動を避けることで、CPUグリスのふき取り作業を安全かつ効果的に行うことができます。

いつやるべき?CPUグリスの交換・ふき取り頻度の目安

いつやるべき?CPUグリスの交換・ふき取り頻度の目安
CPUグリスふき取り完全ガイド

CPUグリスのふき取りと再塗布は、いつ行うべきなのでしょうか?

明確な「何年ごと」というルールがあるわけではなく、PCの使用状況や環境によって適切なタイミングは異なります。

ここでは、一般的な交換時期の目安と、PCが発する交換のサインについて解説します。

時間的な目安と、PCの実際の状態を見極める観察眼の両方を持つことが、最適なメンテナンスタイミングを見つける鍵となります。

一般的な交換時期は?専門家の推奨

多くのPC専門家やパーツメーカーは、CPUグリスの交換・塗り直しについて、以下のような目安を提示しています。

  • 一般的には1年から3年ごと: 多くの情報源で、この期間が推奨されています。 使用頻度が平均的なPCであれば、この範囲で検討するのが良いでしょう。
  • 2年に1回程度: 一部のPCメーカーのサポート情報では、2年に1回程度の塗り替えが推奨されています。 これは一つの具体的な目安として参考になります。
  • グリスの種類や使用状況による変動: 高品質なCPUグリス(例えば、高耐久性を謳う製品)を使用している場合や、PCの使用頻度が低い、あるいはCPUに高負荷をかける作業をあまり行わない場合は、3年以上持つこともあります。 逆に、毎日長時間ゲームをする、動画編集やエンコードを頻繁に行うなど、CPUが高温になりやすい状況が続く場合は、1年ごと、あるいはそれより短い間隔での交換が望ましいこともあります。 また、PCが設置されている部屋の温度が高いなど、動作環境もグリスの劣化速度に影響します。

これらの情報を総合すると、**「少なくとも2~3年に一度は見直し、使用状況によっては1年ごとにチェックする」**というのが一つの考え方です。

PCが出すSOSサイン!交換が必要な具体的な兆候

年数だけでなく、PCが発するサインに気づくことも重要です。

以下のような症状が現れたら、CPUグリスの劣化が進んでいる可能性があり、交換を検討すべきタイミングかもしれません。

  • CPU温度の異常な上昇: 専用のモニタリングソフト(例:HWMonitor, Core Tempなど)でCPU温度を確認した際に、アイドル時(何も作業していない状態)や負荷時(ゲームや重い処理を実行中)の温度が、以前と比べて明らかに高くなっている場合。 特に、負荷時にCPU温度が85℃を超えるような状況が頻繁に見られる場合は注意が必要です。
  • 冷却ファンの回転数が常に高い、または騒音が大きくなった: CPUが十分に冷却されていないため、冷却ファンが常に高速で回転し、その結果としてファンの音が以前よりも大きくなったり、常にうるさく感じたりするようになります。 これは、ファンがCPUを冷やそうと必死に頑張っている証拠です。
  • PCの動作が重くなった、カクつくようになった: 特にゲーム中や動画編集中など、CPUに負荷がかかる作業を行う際に、以前はスムーズだった処理が重くなったり、画面がカクついたりするようになった場合。 これは、CPU温度の上昇によりサーマルスロットリングが発生し、CPUの性能が意図的に抑制されている可能性があります。
  • 原因不明のシャットダウンやフリーズが頻発する: 作業中に突然PCの電源が落ちたり、画面が固まって操作不能になったりする現象が頻繁に起こる場合。 これは、CPUの熱暴走が原因である可能性があります。
  • 前回グリスを交換してから長期間が経過している: 上記のような明確な症状がなくても、最後にCPUグリスを交換してから3年以上経過している場合は、予防的なメンテナンスとして交換を検討する価値があります。

これらのサインは、CPUグリスだけでなく他の要因も考えられますが、グリスの劣化は非常に一般的な原因の一つです。

定期的なチェックと、これらのSOSサインへの注意が、PCを最適な状態に保つために役立ちます。

おすすめのCPUグリスとクリーナー

おすすめのCPUグリスとクリーナー
CPUグリスふき取り完全ガイド

古いCPUグリスを綺麗にふき取った後は、新しいCPUグリスを塗布する作業が待っています。

ここでは、ふき取り後のステップとして、どのようなCPUグリスやクリーナーを選べば良いか、簡単にご紹介します。

適切な製品を選ぶことが、PCの冷却性能を最大限に引き出す鍵となります。

ふき取り後のステップ:良質なCPUグリスの選び方

新しいCPUグリスを選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。

  • 熱伝導率: グリスの性能を示す最も重要な指標の一つです。数値が高いほど熱を伝えやすいですが、高ければ高いほど良いというわけでもなく、バランスが重要です。 一般的には 5 W/mK 以上のものを選ぶと良いでしょう。高性能なものでは 10 W/mK を超える製品もあります。
  • 塗りやすさ(粘度): グリスの粘度が低い(柔らかい)と塗り広げやすく、初心者にも扱いやすいです。 逆に粘度が高い(硬い)ものは、均一に塗るのに少しコツが必要ですが、一般的に耐久性が高い傾向があります。
  • 耐久性・寿命: 長期間性能を維持できるグリスを選ぶことで、頻繁な塗り直しの手間を省けます。 製品によっては「8年間の耐久性」を謳うものもあります。
  • 非導電性(絶縁タイプ): これが最も重要なポイントの一つです。 万が一グリスがCPUソケット周辺やマザーボードの基板にはみ出してしまっても、非導電性のグリスであればショートして部品を破壊するリスクを大幅に低減できます。 特に初心者の方は、必ず**非導電性(絶縁タイプ)**のグリスを選びましょう。 (例: Arctic MX-4, MX-6, Noctua NT-H1/NT-H2, Thermal Grizzly Kryonaut の非導電性バリアントなど)

Amazon Japanなどでは、多くの種類のCPUグリスが販売されています。

レビューや製品仕様をよく確認して、ご自身のPC環境やスキルに合ったものを選びましょう。

再確認:おすすめクリーニング用品

CPUグリスのふき取りには、前のセクションで詳しく解説した通り、以下の製品が推奨されます。

  • 高純度イソプロピルアルコール (IPA) または 無水エタノール: これらをマイクロファイバークロスやキムワイプに染み込ませて使用するのが最も確実で安全な方法です。 薬局やオンラインストアで購入可能です。
  • 専用グリスクリーナーキット: 手軽で効果的な製品が多数あります。 これらはふき取りに必要なものがセットになっているため、初心者にも便利です。
  • ふき取り材: キムワイプマイクロファイバークロスは、繊維残りが少なく、CPU表面を傷つけにくいため最適です。

ふき取り作業の品質が、新しいグリスの性能を最大限に引き出すための土台となります。

適切なクリーニング用品を選び、丁寧な作業を心がけましょう。

まとめ

CPUグリスの定期的なふき取りと新しいグリスへの交換は、パソコンの冷却性能を維持し、CPUの過熱を防ぎ、結果としてPC全体のパフォーマンス安定と長寿命化に不可欠なメンテナンスです。

この記事で解説したように、正しい手順と適切な道具を用い、安全対策をしっかりと行えば、初心者の方でもCPUグリスのふき取り作業を安全に実施することが可能です。

特に、静電気対策、CPUや周辺部品への物理的なダメージの回避、そして古いグリスの完全な除去とふき取り面の完全な乾燥が重要です。

古い劣化したグリスを丁寧にふき取り、新しいグリスを適切に塗布することで、以下のような多くのメリットが期待できます。

  • CPU温度の低下と安定
  • PCパフォーマンスの回復・向上
  • システムの安定性向上(フリーズやシャットダウンの減少)
  • 冷却ファンの騒音低減
  • PCパーツの長寿命化

一見、面倒に感じるかもしれませんが、このメンテナンスを行うことで、あなたの愛用するPCはより快適に、そしてより長く活躍してくれるはずです。

さあ、あなたのPCもこの機会にCPUグリスのメンテナンスを行い、熱問題を解消して、快適なPCライフを取り戻しましょう!

本情報は2025年05月30日現在のものです。

FAQ

記事を読んでいただいた後で、さらに疑問に思うかもしれない点や、より深く知りたい情報について、Q&A形式でまとめました。

Q1: CPUグリスのふき取りに、普通のティッシュペーパーやウェットティッシュを使っても大丈夫ですか?

A1: あまり推奨されません。 普通のティッシュペーパーはふき取り作業中に繊維がちぎれて残りやすく、CPUとヒートシンクの間に挟まると熱伝導を阻害する可能性があります。 一般的なウェットティッシュは、アルコール濃度が不明であったり、保湿剤などの余計な成分が含まれていたりすることがあり、これらがCPU表面に残留すると問題を引き起こす可能性があります。 理想は、毛羽立ちのないマイクロファイバークロスキムワイプと、高純度のイソプロピルアルコール (IPA)無水エタノールを使用することです。 これにより、CPU表面を傷つけず、残留物なく綺麗にふき取れます。

Q2: 古いCPUグリスのふき残しがあると、どんな影響がありますか?

A2: 古いCPUグリスのふき残しは、新しく塗るグリスの性能を著しく低下させます。 古いグリスは時間とともに乾燥・劣化し、熱伝導性が大幅に悪化しています。 そのため、ふき残しがあると、その部分が熱の壁となり、CPUで発生した熱がヒートシンクへ効率的に伝わらず、冷却不足の原因となります。 特に、もし古いグリスが導電性(電気を通すタイプ)だった場合、マザーボード上に飛び散ったふき残しがショート(短絡)を引き起こし、PCの故障に繋がる危険性もあります。 古いグリスは完全に、かつ綺麗に除去することが非常に重要です。

Q3: CPUグリスはどのくらいの頻度でふき取り・交換すれば良いですか?

A3: 一般的には1年から3年ごとが目安とされていますが、これはPCの使用状況や負荷、使用しているグリスの種類によって大きく異なります。 例えば、毎日高負荷なゲームをするような場合は1年ごと、あるいはそれより短い間隔での交換が推奨されることもあります。 PCの具体的な症状としては、CPU温度の異常な上昇冷却ファンの騒音増加、**PCの動作が以前より重くなる(サーマルスロットリングの可能性)**などが現れたら、交換のサインと考えられます。 詳細は本編の「CPUグリスの交換・ふき取り頻度の目安」の章をご参照ください。焦らず、PCの状態をよく観察して判断しましょう。

Q4: 固まってしまったCPUグリスはどうやってふき取ればいいですか?

A4: まず、高純度のイソプロピルアルコールや無水エタノールを少量染み込ませたキムワイプやコットンを、固着したグリスの上に数分間置いて「パック」し、グリスを柔らかくすることを試みてください。 それでも取れない場合は、プラスチック製のヘラ(CPUグリスの付属品など)や、不要なプラスチックカードの角などを使って、CPU表面を傷つけないように細心の注意を払いながら、極めて慎重に、少しずつ剥がしていきます。 金属製の工具はCPU表面を傷つけるリスクが非常に高いため、絶対に使用しないでください。 無理な力を加えるのは禁物です。詳細は本編の「ガンコに固着したグリスへの最終手段」の章で解説しています。根気強く丁寧な作業が大切ですよ。

Q5: CPUグリスのふき取り作業で、特に注意すべきことは何ですか?

A5: 最も重要なのは、静電気対策と、CPUや周辺パーツを物理的に傷つけないことです。 作業前には必ず身体の静電気をPCケースの金属部分などに触れて放電し、可能であれば静電気防止手袋やリストストラップを使用してください。 ふき取り作業の際は、力を入れすぎずに優しく行い、CPUのIHS(表面の金属板)やヒートシンクの接地面に傷をつけないように注意が必要です。 また、クリーニング液(IPAやエタノール)をCPUやマザーボードに直接垂らさないようにし、必ずクロスやワイプに少量ずつ染み込ませて使用してください。 詳細は本編の「絶対避けて!CPUグリスふき取り時の重要注意点とNG行動」の章で詳しく解説していますので、作業前によくご確認ください。

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