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Ryzen 7 5700Xに最適なチップセットは?X570・B550・A520徹底比較と選び方 (2025年5月23日版)

Ryzen 7 5700Xに最適なチップセットは?

この記事を最後まで読めば、あなたはAMD Ryzen™ 7 5700Xに最適なチップセットに関する深い知識を習得し、あなたのPC構成や予算に合わせた最良のマザーボード選びができるようになります。

「Ryzen 7 5700Xを買ったけど、どのチップセットのマザーボードを選べばいいの?」
「X570、B550、A520って何が違うの?5700Xにはどれがおすすめ?」
「PCIe 4.0を活かしたいけど、どのチップセットが必要?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?

本記事では、AMD Ryzen™ 7 5700Xと組み合わせるAM4チップセット(X570, B550, A520)のそれぞれの特徴、機能、メリット・デメリットを徹底比較し、あなたの用途や予算に合わせた最適なチップセットの選び方を具体的に解説します。
もうチップセット選びで迷うことはありません。

この記事を読むことで、あなたは以下の情報を得られます。

  • Ryzen 7 5700Xに対応する主要チップセットの種類とそれぞれの基本性能
  • X570, B550, A520チップセットの詳細な機能比較と、それらがRyzen 7 5700Xのパフォーマンスにどう影響するか
  • あなたのPC利用目的(ゲーミング、クリエイティブ作業、普段使いなど)に最適なチップセットを選ぶための具体的な指針
  • おすすめのチップセットを搭載したマザーボードの具体例

それでは、Ryzen 7 5700Xの性能を最大限に引き出すための、チップセット選びの旅を始めましょう!

目次

Ryzen 7 5700Xとチップセット:知っておくべき基本

まず、Ryzen 7 5700Xとチップセットの関係性について簡単に理解しておきましょう。
Ryzen 7 5700XはAM4ソケットに対応したCPUです。
チップセットは、CPUと他のPCパーツ(メモリ、ストレージ、グラフィックボード、USBデバイスなど)との間のデータ通信を制御する重要な役割を担っています。
つまり、チップセットの選択がマザーボードの機能や拡張性、そして一部の性能を決定づけることになります。

AM4ソケットとRyzen 7 5700Xの互換性

Ryzen 7 5700Xは、AMDのAM4プラットフォームに属します。
AM4ソケットは長期間にわたり多くのRyzen CPUをサポートしてきましたが、Ryzen 5000シリーズ(5700Xを含む)の登場により、チップセットによってはBIOSアップデートが必要になる場合があります。
一般的に、Ryzen 7 5700Xにネイティブ対応、あるいは簡単なアップデートで対応できる主要なチップセットとして、以下のものが挙げられます。

古いチップセットであるX470やB450なども、マザーボードメーカーがBIOSアップデートを提供していればRyzen 7 5700Xを利用できる場合がありますが、本記事では現在主流で入手しやすい上記3つのチップセットを中心に解説します。

チップセットがPCの性能と機能に与える影響

Q. チップセットによってRyzen 7 5700XのCPU自体の性能は変わりますか?
A. CPU自体の演算性能(クロック速度やコア性能)は、基本的にチップセットによって直接変わることはありません。しかし、チップセットは以下の点でシステム全体のパフォーマンス、機能、拡張性に大きく関わってきます。

  • PCI Express (PCIe) の世代とレーン数: 高速なグラフィックボードやNVMe SSDの性能を最大限に引き出すには、PCIe 4.0以上の対応が重要です。チップセットによってサポートするPCIeのバージョンやレーン数が異なります。
  • オーバークロック対応: CPUやメモリのオーバークロックを行いたい場合、対応したチップセット(主にXシリーズやBシリーズ)が必要です。
  • USBやSATAポートの数・速度: 接続できる周辺機器の数やデータ転送速度に関わります。
  • オンボード機能: LANの速度、Wi-Fiの有無(マザーボード設計による部分も大きいですが、チップセットがベース機能を提供します)。

Ryzen 7 5700XはPCIe 4.0に対応したCPUですので、この機能を活かすためには対応チップセット(X570, B550)の選択が鍵となります。

Ryzen 7 5700X向け主要チップセット徹底比較:X570 vs B550 vs A520

それでは、Ryzen 7 5700Xと組み合わせる主要な3つのチップセット、X570、B550、A520のそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

X570チップセット:最高の拡張性とPCIe 4.0フルサポート

Q. X570チップセットの特徴は何ですか?
A. X570はAM4プラットフォームにおけるハイエンドチップセットです。最大の特長は、CPUからのPCIeレーンだけでなく、チップセット自体もPCIe 4.0に対応している点で、多数のPCIe 4.0デバイス(複数の高速NVMe SSDなど)を同時に利用したいユーザーに最適です。CPUおよびメモリのオーバークロックにもフル対応しています。

特徴項目X570チップセット
ターゲットユーザーハイエンドゲーマー、プロクリエイター、最大限の拡張性を求めるユーザー
CPU PCIeサポートPCIe 4.0 x16 (GPU用), PCIe 4.0 x4 (NVMe用)
チップセットPCIePCIe 4.0 (最大16レーン程度、構成による)
USBサポート多数のUSB 3.2 Gen2ポートなど
SATAポート多数 (6~12ポート程度、モデルによる)
オーバークロックCPU・メモリともに対応
マルチGPUCrossFire / SLI 対応 (マザーボードによる)
発熱・消費電力比較的高く、多くのマザーボードでチップセットファンが必要
価格帯高価

メリット:

  • 圧倒的なPCIe 4.0レーン数: 複数のPCIe 4.0 NVMe SSDや拡張カードをフルスピードで利用可能。
  • 豊富なUSBポートとSATAポート: 多数の周辺機器を接続できます。
  • 強力なオーバークロック性能: CPUとメモリの性能を極限まで引き出したいユーザー向け。

デメリット:

  • 価格が高い: マザーボード全体のコストが上昇します。
  • チップセットの発熱が大きい: 多くのモデルで小型のチップセット冷却ファンが搭載されており、静音性に影響する場合があります(ファンレスモデルも一部存在)。

Ryzen 7 5700Xとの組み合わせ:
Ryzen 7 5700XとX570の組み合わせは、CPUの性能を最大限に活かしつつ、将来的な拡張性も確保したい場合に適しています。特に複数の高速ストレージを必要とする動画編集などの用途ではメリットが大きいです。ただし、5700XのTDPは65Wと控えめなので、X570の持つポテンシャルの全てを使い切るわけではないかもしれません。予算に余裕があり、最高の拡張性を求めるなら選択肢となります。

B550チップセット:バランスの取れた優等生、PCIe 4.0もサポート

Q. B550チップセットの特徴は何ですか?
A. B550はAM4プラットフォームのミドルレンジ~アッパーミドルレンジを担うチップセットです。CPUからのPCIeレーンはPCIe 4.0に対応しており、グラフィックボードと主要なNVMe SSDでその恩恵を受けられます。チップセット自体のPCIeレーンはPCIe 3.0ですが、一般的な用途には十分な拡張性を持ち、CPUとメモリのオーバークロックにも対応しています。X570よりも発熱が少なく、ファンレス設計が主流です。

特徴項目B550チップセット
ターゲットユーザーゲーマー、多くのクリエイター、コストパフォーマンスを重視するユーザー
CPU PCIeサポートPCIe 4.0 x16 (GPU用), PCIe 4.0 x4 (NVMe用)
チップセットPCIePCIe 3.0 (最大8~10レーン程度、構成による)
USBサポートUSB 3.2 Gen2ポートなど、十分な数
SATAポート通常6ポート程度
オーバークロックCPU・メモリともに対応
マルチGPUCrossFire対応 (一部SLI対応モデルあり、マザーボードによる)
発熱・消費電力比較的低く、多くがファンレス設計
価格帯X570より手頃で、幅広い選択肢あり

メリット:

  • 優れたコストパフォーマンス: PCIe 4.0の主要な恩恵を受けつつ、価格を抑えられます。
  • 十分な拡張性: ほとんどのユーザーにとって十分なPCIeレーン数とポート類。
  • CPU・メモリオーバークロック対応: パフォーマンスを追求できます。
  • ファンレス設計: 静音性に優れています。

デメリット:

  • チップセット側のPCIeが3.0のため、X570ほどのPCIe 4.0デバイスの同時利用はできません(ただし、通常は問題にならないレベル)。

Ryzen 7 5700Xとの組み合わせ:
Ryzen 7 5700Xとの組み合わせでは、B550チップセットが最もバランスが良く、多くのユーザーにとって最適解と言えます。CPUの持つPCIe 4.0をグラフィックボードとメインSSDで活かしつつ、価格、機能、静音性のバランスに優れています。ゲーミングPCやクリエイティブ用途のPCを組む際の鉄板構成です。

A520チップセット:エントリー向け、PCIe 3.0に限定

Q. A520チップセットの特徴は何ですか?
A. A520はAM4プラットフォームのエントリー向けチップセットです。PCIe 4.0には非対応で、CPUからのレーンもチップセットからのレーンもPCIe 3.0となります。CPUおよびメモリのオーバークロック機能も基本的にサポートされません。基本的な機能を備え、最も安価な選択肢です。

特徴項目A520チップセット
ターゲットユーザー予算を最優先するユーザー、基本的なPC利用が目的のユーザー
CPU PCIeサポートPCIe 3.0 x16 (GPU用), PCIe 3.0 x4 (NVMe用)
チップセットPCIePCIe 3.0 (最大6レーン程度、構成による)
USBサポートUSB 3.2 Gen1など、必要最低限
SATAポート通常4ポート程度
オーバークロック非対応 (一部メモリOC対応マザーボードあり)
マルチGPU非対応
発熱・消費電力低く、ファンレス設計
価格帯最も安価

メリット:

  • 価格が最も安い: マザーボード全体のコストを大幅に抑えられます。
  • 低消費電力・低発熱: シンプルな構成に適しています。

デメリット:

  • PCIe 4.0非対応: 最新グラボやNVMe SSDの性能を最大限に引き出せません。
  • オーバークロック非対応: パフォーマンスアップの余地が少ないです。
  • 拡張性が低い: USBポートやSATAポートの数が限られます。
  • VRMが簡素な場合がある: Ryzen 7 5700Xのような8コアCPUには、マザーボードによっては電源回路がやや力不足になる可能性も考慮が必要です。

Ryzen 7 5700Xとの組み合わせ:
Ryzen 7 5700Xは高性能なCPUであるため、その性能を十分に活かすにはA520チップセットはやや力不足感が否めません。PCIe 4.0のメリットを享受できず、拡張性も乏しいため、特別な理由がない限り、Ryzen 7 5700XにはB550以上のチップセットを推奨します。予算を極限まで切り詰めたい場合で、かつCPUのフル性能を常時必要としない軽作業がメインであれば検討の余地はありますが、一般的にはアンバランスな組み合わせとなる可能性があります。

あなたに最適なチップセットは?Ryzen 7 5700Xのための選び方

ここまで各チップセットの特徴を見てきましたが、実際にRyzen 7 5700Xと組み合わせるならどれを選ぶべきでしょうか。
あなたの予算、主なPCの用途、そして将来性への考慮が選択のポイントです。

予算と求める機能で絞り込む

  1. コストパフォーマンス最優先 → B550
    • Ryzen 7 5700Xの性能をしっかり引き出しつつ、価格も抑えたいならB550が第一候補です。PCIe 4.0(GPUとM.2 SSD用)、オーバークロック対応など、必要な機能はほぼ網羅しています。
  2. 最高の拡張性とPCIe 4.0フル活用 → X570
    • 複数のPCIe 4.0 NVMe SSDを使いたい、多数の拡張カードを搭載したいなど、とにかく拡張性を重視するならX570です。ただし、Ryzen 7 5700Xにはオーバースペック気味になることもあり、予算との相談が必要です。
  3. とにかく安価に → A520 (ただし注意が必要)
    • Ryzen 7 5700Xの性能を多少犠牲にしても、とにかく初期投資を抑えたい場合の選択肢。ただし、VRMの品質や拡張性には十分注意し、CPUの性能を活かしきれない可能性があることを理解しておく必要があります。5700Xとの組み合わせでは、積極的には推奨しにくいです。

用途別おすすめチップセット

  • ゲーミングPC:
    • B550 が最適。PCIe 4.0対応のグラフィックボードとNVMe SSDの性能を活かせ、コストと性能のバランスが良いです。
    • 予算に余裕があればX570も良いですが、B550で十分な場合が多いでしょう。
  • クリエイティブ作業 (動画編集、3Dレンダリングなど):
    • B550 でも十分対応可能。高速なNVMe SSDを1枚使う程度なら問題ありません。
    • 複数のPCIe 4.0 NVMe SSDでRAIDを組むなど、ストレージ性能を極限まで追求するなら X570 が有利です。
  • 一般的な利用・普段使い:
    • Ryzen 7 5700X自体が普段使いにはオーバースペック気味ですが、もしこのCPUを選ぶなら B550 で十分な快適さが得られます。A520でも動作はしますが、バランスを考えるとB550が無難です。

BIOS互換性と将来性について

  • BIOS: X570、B550、A520チップセット搭載マザーボードは、基本的にRyzen 5000シリーズ(5700Xを含む)に対応していますが、マザーボードの製造時期によっては古いBIOSバージョンの場合があります。購入前に販売店やメーカーサイトでBIOSバージョンとCPUサポート状況を確認しましょう。「Ryzen 5000 Desktop Ready」といった表記があれば安心です。USB BIOS Flashback機能搭載マザーボードなら、CPUなしでもBIOS更新が可能です。
  • 将来性: AM4ソケットはRyzen 5000シリーズが最終世代となっており、これ以上のCPUアップグレードパスは基本的にありません(一部例外を除く)。そのため、AM4プラットフォームを選ぶということは、CPUとマザーボードを将来的に同時に交換する可能性が高いことを意味します。この点を理解した上で、現時点で最適なコストパフォーマンスと機能を提供するチップセットを選ぶのが賢明です。

【Amazon Japan厳選】Ryzen 7 5700Xにおすすめのチップセット搭載マザーボード (2025年5月23日時点)

ここでは、Ryzen 7 5700Xと組み合わせるのにおすすめな、各チップセットを搭載したマザーボードの具体例をAmazon Japanからいくつかご紹介します。
選定基準は、Ryzen 7 5700Xとの相性、機能、信頼性、コストパフォーマンス、そしてユーザーレビュー(星4以上目安)です。価格は変動するため、あくまで2025年5月23日時点の目安として参考にしてください。
なお、ご指示に基づき、Deepcool社関連製品は除外しています。

1. CPU本体:AMD Ryzen™ 7 5700X

  • 商品名: AMD Ryzen™ 7 5700X (without cooler) BOX
  • 主要な特徴とスペック: 8コア16スレッド, ベースクロック 3.4 GHz, 最大ブーストクロック 4.6 GHz, L3キャッシュ 32 MB, TDP 65W, AM4, PCIe 4.0対応
  • 読者にとっての具体的なベネフィット: 高いマルチコア性能と優れた電力効率で、ゲーミングから作業まで幅広く対応。
  • 想定される利用シーン: 最新ゲーム、動画編集、ライブ配信、マルチタスク。
  • 長所と短所: 長所: コスパ良好, 低TDP, 強力なマルチスレッド。短所: クーラー別売, iGPUなし。
  • 価格帯: 約25,000円~30,000円(2025年5月23日時点のAmazon.co.jpでの価格)
  • なぜその商品が記事の読者におすすめなのか: 本記事の主役であり、チップセット選びの基準となるCPUです。優れたバランスが魅力。

2. B550チップセット搭載マザーボード例:ASRock B550M Pro4

  • 商品名: ASRock B550M Pro4
  • 主要な特徴とスペック: Micro-ATX, AMD B550, 8電源フェーズ, PCIe 4.0 M.2 (ヒートシンク付) x1, ギガビットLAN
  • 読者にとっての具体的なベネフィット: コンパクトながらRyzen 7 5700Xを安定動作させる十分な品質と基本機能。コストを抑えたいユーザー向け。
  • 想定される利用シーン: 省スペースゲーミングPC, 一般用途PC, コスト重視の自作。
  • 長所と短所: 長所: 高コスパ, 省スペース, PCIe 4.0 M.2。短所: 拡張性はATXに劣る, Wi-Fiなし。
  • 価格帯: 約12,000円~16,000円(2025年5月23日時点のAmazon.co.jpでの価格)
  • なぜその商品が記事の読者におすすめなのか: Ryzen 7 5700XのTDP 65Wに十分対応できる電源回路を持ち、PCIe 4.0のM.2も利用可能。信頼性の高いASRock製で、予算を抑えつつ堅実な構成を目指すなら最適な一枚です。

3. X570チップセット搭載マザーボード例:ASUS TUF GAMING X570-PLUS (WI-FI)

  • 商品名: ASUS TUF GAMING X570-PLUS (WI-FI)
  • 主要な特徴とスペック: ATX, AMD X570, 12+2 Dr. MOSパワーステージ, デュアルPCIe 4.0 M.2, Intel Wi-Fi 6, 2.5G LAN, USB 3.2 Gen 2
  • 読者にとっての具体的なベネフィット: 高い耐久性と信頼性、豊富なPCIe 4.0拡張性、高速なネットワーク機能。Ryzen 7 5700Xのポテンシャルをフルに活かしたいユーザー向け。
  • 想定される利用シーン: ハイエンドゲーミングPC, 複数の高速ストレージを必要とするワークステーション。
  • 長所と短所: 長所: 強力な電源回路, 豊富な拡張性, Wi-Fi 6 & 2.5G LAN搭載, 高い耐久性。短所: B550より高価, チップセットファンあり(モデルによる静音性確認を推奨)。
  • 価格帯: 約28,000円~35,000円(2025年5月23日時点のAmazon.co.jpでの価格)
  • なぜその商品が記事の読者におすすめなのか: TUF GAMINGシリーズは耐久性と安定性に定評があり、Ryzen 7 5700Xとの組み合わせでも安心して長期間使用できます。X570のフルスペックな拡張性は、将来的に多くのデバイスを接続したいユーザーにとって魅力的です。

4. CPUクーラー例 (チップセット記事の補足として):サイズ 虎徹 Mark III

  • 商品名: サイズ 虎徹 Mark III (SCKTT-3000)
  • 主要な特徴とスペック: サイドフロー型, 120mm Kaze Flex II PWMファン, ヒートパイプ4本, オフセット設計, 全高154mm
  • 読者にとっての具体的なベネフィット: Ryzen 7 5700X (TDP 65W) を静音かつ効率的に冷却。手頃な価格で高い冷却性能。
  • 想定される利用シーン: Ryzen 7 5700X搭載PC全般。安定性と静音性を求めるユーザー。
  • 長所と短所: 長所: 高コスパ, 優れた冷却・静音バランス, メモリ干渉低減設計。短所: 超高TDP CPUには不向き(5700Xには十分)。
  • 価格帯: 約4,000円~5,500円(2025年5月23日時点のAmazon.co.jpでの価格)
  • なぜその商品が記事の読者におすすめなのか: Ryzen 7 5700Xはクーラーが別売のため、チップセット選びと合わせて適切なクーラーの選択も重要です。「虎徹 Mark III」は定番の高い冷却性能と静音性、そしてコストパフォーマンスで5700Xに最適なクーラーの一つです。

まとめ:Ryzen 7 5700Xに最適なチップセットを選び、最高のパフォーマンスを引き出そう

本記事では、AMD Ryzen™ 7 5700Xに対応する主要チップセット、X570, B550, A520の特徴と選び方について詳しく解説しました。

本記事の最重要ポイント:

  • B550が鉄板: Ryzen 7 5700Xには、コスト、機能、PCIe 4.0対応のバランスに優れたB550チップセットが最もおすすめです。
  • X570は拡張性重視: 複数のPCIe 4.0デバイスや最大限の拡張性を求めるならX570ですが、予算と必要性を考慮しましょう。
  • A520は限定的: A520はRyzen 7 5700Xの性能を活かしきれない可能性があるため、特別な理由がなければB550以上を推奨します。
  • BIOS互換性に注意: 特に古い在庫のマザーボードを選ぶ際は、Ryzen 5000シリーズ対応のBIOSか確認が必要です。

結論として、AMD Ryzen™ 7 5700Xの性能を最大限に引き出し、かつコストパフォーマンスに優れたPCを組むなら、B550チップセット搭載マザーボードが2025年5月現在、最も賢明な選択と言えるでしょう。
あなたの予算、必要な機能、そして将来どのようにPCを使っていきたいかを考慮し、本記事の情報を参考に最適なチップセットとマザーボードを選んでください。

この記事が、あなたのRyzen 7 5700Xを中心としたPC自作やアップグレードの一助となれば幸いです。
チップセット選びに関するさらなる疑問や、特定のモデルについての質問があれば、ぜひコメントでお知らせください。

FAQ

Q1: Ryzen 7 5700Xはどのチップセットで使えますか?主な選択肢は?
A1: Ryzen 7 5700XはAM4ソケットに対応しており、主にX570、B550、A520チップセット搭載マザーボードで利用可能です。B450やX470などもBIOSアップデートで対応できる場合がありますが、新規購入ならX570, B550, A520から選ぶのが一般的です。

Q2: B550とX570、Ryzen 7 5700Xにはどちらが良いですか?
A2: 一般的にはB550がコストパフォーマンスと機能のバランスに優れおすすめです。CPU直結のPCIe 4.0はB550でも利用でき、Ryzen 7 5700Xの性能を十分に引き出せます。X570はチップセット自体もPCIe 4.0に対応するため、より多くの高速デバイスを搭載したい場合に有利ですが、高価になる傾向があります。詳細は本文の比較をご参照ください。

Q3: A520チップセットでRyzen 7 5700Xを使うのはありですか?
A3: A520は最も基本的なチップセットで、PCIe 4.0に非対応、オーバークロック機能もありません。Ryzen 7 5700Xの性能を活かすには機能や電源回路が限定的な場合があり、推奨度は低いです。予算を最優先し、CPUのフル性能を求めない軽めの利用なら選択肢に入りますが、B550以上を強く推奨します。

Q4: 古いAM4マザーボード(B450など)でRyzen 7 5700Xを使う場合、注意点は?
A4: 最大の注意点はBIOSの互換性です。B450やX470マザーボードでRyzen 7 5700Xを使用するには、多くの場合、Ryzen 5000シリーズに対応したBIOSへのアップデートが必須です。マザーボードメーカーの公式サイトでCPUサポートリストと最新BIOS情報を必ず確認してください。

Q5: チップセットによってRyzen 7 5700XのCPU自体の性能は変わりますか?
A5: CPU自体のコア性能やクロック周波数はチップセットでは直接変わりません。しかし、チップセットはマザーボードのPCIeレーンの構成(バージョンと数)、メモリのオーバークロック耐性、VRM(電源供給回路)の品質、利用可能なUSBやSATAポート数などに影響し、これらがシステム全体の応答性、安定性、拡張性、そして接続できるデバイスの性能発揮に関わってきます。

Q6: Ryzen 7 5700XにB550マザーボードを選ぶ際、特に見るべきポイントは何ですか?
A6: VRM(電源回路)の品質と冷却性能は重要です。Ryzen 7 5700XはTDP65Wですが、安定した電力供給は高性能を維持するために不可欠です。また、必要なM.2スロット数(ヒートシンクの有無も)、USBポートの種類と数、内蔵オーディオの品質、LANの速度(2.5G LANなど)もチェックポイントです。

Q7: X570マザーボードのチップセットファンはうるさいですか?
A7: 初期のX570マザーボードではチップセットファンの動作音が気になるという声もありましたが、その後のモデルではファン制御が改善されたり、より大型のヒートシンクと組み合わせることで低回転で済むようになったり、ファンレスのX570Sチップセット搭載モデルも登場しました。静音性を重視する場合は、レビューやファンレス設計のモデルを確認することをおすすめします。

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