iPhone 16シリーズがついに発売されましたね! 今回の目玉機能の一つとして、バッテリー持ちの改善が挙げられます。
「iPhone 16のバッテリー持ちは実際どうなの?」 「iPhone 15 / 14 / 13と比べてどれくらい進化したの?」 「バッテリーを長持ちさせるにはどうすればいいの?」
そんな疑問をお持ちのあなたへ。この記事では、iPhone 16シリーズのバッテリー持ちについて、iPhone 15 / 14 / 13と比較しながら徹底的に解説していきます。
さらに、iPhone 16シリーズの価格情報や、バッテリーを長持ちさせるためのTipsもご紹介します。
iPhone 16シリーズの購入を検討している方、バッテリー持ちが気になる方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
iPhone 16シリーズのバッテリー持ち

iPhone 16シリーズのバッテリー持ちは、前モデルのiPhone 15シリーズと比べて大幅に進化しました。 特にPro Maxモデルは33時間を超えるバッテリー持続時間を実現し、1日中使用してもバッテリー切れの心配はほぼありません。
バッテリー容量
iPhone 16シリーズでは、バッテリー容量が増加しています。
モデル | バッテリー容量 (mAh) |
---|---|
iPhone 16 | 3,561 |
iPhone 16 Plus | 4,674 |
iPhone 16 Pro | 3,582 |
iPhone 16 Pro Max | 4,852 |
バッテリー持ち向上に貢献する要因
バッテリー持ちの向上には、バッテリー容量の増加に加えて、A18チップの省電力化、ディスプレイの省エネ技術の向上など、様々な要因が考えられます。 また、iPhone 16 Proシリーズでは、積層バッテリ技術を初めて導入し、さらにステンレス製のバッテリケースを採用しています。 アルミ外装は放熱性にも優れているので、使用中の発熱による性能低下や不快感を抑えたり、バッテリーの健康状態を維持しやすいといったメリットも期待できます。
iPhone 16eの長持ちバッテリー
注目すべきは、廉価モデルと位置付けられているiPhone 16eです。iPhone 16eは、最新モデルのiPhone 16よりも長持ちするバッテリーを搭載しており、ビデオ再生は最大26時間、オーディオ再生は最大90時間の連続駆動が可能です。 価格が低いながらも、最新モデルよりもバッテリー持ちが良いのは大きな魅力と言えるでしょう。
充電速度の向上
iPhone 16シリーズでは、充電速度も向上する可能性があります。 Androidスマホに匹敵するレベルの充電速度になることで、待ち時間の短縮や、充電しながらの使用によるバッテリーへの負担軽減が期待されます。
バッテリー持続時間
iPhone 16シリーズのバッテリー持続時間は以下の通りです。
モデル | ビデオ再生 | オンラインビデオ再生 | オーディオ再生 |
---|---|---|---|
iPhone 16 | 最大22時間 | 18時間 | 最大80時間 |
iPhone 16 Plus | 最大27時間 | 24時間 | 最大100時間 |
iPhone 16 Pro | 最大27時間 | 22時間 | 最大85時間 |
iPhone 16 Pro Max | 最大33時間 | 29時間 | 最大105時間 |
海外のテックサイトTom’s Guideが実施したバッテリーテストでは、iPhone 16 Pro Maxは18時間6分という驚異的な結果を記録しています。 これは、バッテリー容量がより大きいAndroidのフラッグシップ機を大きく引き離す結果であり、iPhone 16シリーズの電力効率性の高さを示しています。
バッテリーテスト結果
デバイス | バッテリー容量 (mAh) | バッテリー持続時間 (時間:分) |
---|---|---|
iPhone 16 | 3,561 | 12:43 |
iPhone 16 Plus | 4,674 | 16:29 |
iPhone 16 Pro | 3,582 | 14:07 |
iPhone 16 Pro Max | 4,685 | 18:06 |
YouTuberのMrwhosetheboss氏が行ったバッテリーテストでは、iPhone 16 Pro Maxが9時間52分、iPhone 16 Plusが9時間29分という結果でした。
これらの結果から、iPhone 16シリーズは、日常的な使用でバッテリー切れの心配をする必要がないほど、バッテリー持ちが向上していることがわかります。
iPhone 15 / 14 / 13とバッテリー持ちを比較

iPhone 16シリーズのバッテリー持ちが向上したことはわかりましたが、過去のモデルと比べてどれくらい進化したのでしょうか? 歴代iPhoneのバッテリー持続時間を比較した表を以下に示します。
モデル | ビデオ再生 | オンラインビデオ再生 | オーディオ再生 |
---|---|---|---|
iPhone 16 | 最大22時間 | 18時間 | 最大80時間 |
iPhone 15 | 最大20時間 | 最大16時間 | 最大80時間 |
iPhone 14 | 最大20時間 | 最大16時間 | 最大80時間 |
iPhone 13 | 最大19時間 | 最大15時間 | 最大75時間 |
表からわかるように、iPhone 16シリーズは、iPhone 15 / 14 / 13と比較して、ビデオ再生時間、オンラインビデオ再生時間ともに増加しています。 特に、iPhone 16 Pro Maxは、iPhone 13 Pro Maxと比べて、ビデオ再生時間が5時間も長くなっています。 これは、iPhone 16シリーズのバッテリー持ちが、歴代のiPhoneの中でもトップクラスであることを示しています。
iPhone 14 ProのAlways On Displayとバッテリー消費
iPhone 14 Pro / Pro Maxに搭載されたAlways On Displayは、バッテリー消費に影響を与える可能性があります。 Always On Displayをオンにすると、画面がオフの状態でも時刻や通知などを表示するため、バッテリーの消費量が増加します。
バッテリー容量の増加における課題
iPhoneのバッテリー容量を増やすことは、簡単ではありません。 最新モデルとなっても端末の大きさはほとんど変化しないため、カメラを始めとする他のパーツの性能も向上させる中で、バッテリーを大きくするのは難しいのが現実です。
iPhone 16のバッテリーを長持ちさせるコツ

iPhone 16シリーズのバッテリーは、非常に長持ちするとはいえ、使い方によっては劣化が早まってしまう可能性があります。 そこで、バッテリーを長持ちさせるためのTipsをいくつかご紹介します。
設定の最適化
- 画面の明るさを調整する
- 画面の明るさを下げたり、明るさの自動調節を有効にしたりすると、バッテリーを大幅に節約できます。
- ダークモードに変更する
- iPhoneの画面をダークモードにすることで、バッテリーの減りを抑えられます。特に、有機ELディスプレイを搭載しているiPhoneではその効果が顕著に出ます。
- 低電力モードを活用する
- 低電力モードをオンにすると、バッテリーの消費を抑えることができます。
- 不要な通知を制限する
- アプリからの通知は便利ですが、通知を受け取ることでバッテリーの消耗が早まります。設定アプリの「通知」セクションから、必要ないアプリの通知をオフにすることで、バッテリーを節約できます。
- Appのバックグラウンド更新をオフにする
- バックグラウンドでアプリが更新されると、バッテリーを消費します。設定アプリから「一般」→「バックグラウンドAppの更新」を選択し、必要のないアプリの更新をオフにすることで、バッテリーの節約が可能です。
- 位置情報サービスをオフにする
- 位置情報サービスを常にオンにしていると、バッテリーを消費します。必要な時だけオンにするようにしましょう。
- 最適化されたバッテリー充電をオンにする
- 過充電を防ぎ、バッテリーの寿命を延ばすことができます。
- バッテリー充電の最適化
- iPhoneを夜間に最大80%まで低速充電した後、ユーザーが目覚める頃に100%まで充電する機能です。
- バッテリー上限を80%にする
- バッテリーの最大容量を80%に制限することで、バッテリーの劣化を抑えることができます。
使用方法の工夫
- 充電しながらiPhoneを使わない
- 充電しながらiPhoneを使うと、バッテリーに負担がかかり、劣化を早める原因となります。
- フル充電を避ける
- バッテリーを100%まで充電するのを避け、80%程度で充電を止めるようにしましょう。
- 純正の充電ケーブルを使う
- 非純正の充電ケーブルは、バッテリーの劣化を早める可能性があります。
- 5Gをオフにする
- バッテリーの減りが早い時は、5Gをオフにしましょう。5Gを利用することで通信速度が速くなるので非常に便利ですが、4G利用時よりもバッテリーの消耗が早くなります。
- 機内モードを活用する
- 電波が届かない場所では、機内モードにすることでバッテリーの消費を抑えることができます。
- 使っていないときは、Wi-FiやBluetoothをオフにする
- Wi-FiやBluetoothをオフにすることで、バッテリーの節約につながります。コントロールセンターから簡単に切り替えが可能です。
- メールのフェッチ設定を変更する
- メールの自動取得頻度が高いと、バッテリー消費が増加します。設定アプリの「メール」内の「アカウント」から「データの取得方法」を選び、フェッチの頻度を手動や時間間隔を長く設定することで、消費を抑えられます。
- 不要なウィジェットやアニメーションの削減
- ホーム画面のウィジェットやアニメーション効果は、バッテリー消費の原因となります。設定アプリの「アクセシビリティ」内の「動作」から「視差効果を減らす」をオンにし、不要なウィジェットを削除することで、消費を抑制できます。
- 音量を下げてタップ音をオフにする
- 音量も少なからずバッテリー消費につながるため不要な音はオフにするようにしましょう。
- 「手前に傾けてスリープ解除」機能をオフにする
- iPhoneを一定時間操作していないときに、画面が暗くなるような設定を「自動ロック」といいます。自動ロックを設定しておくと、iPhoneを使っていないときには自動で節電をしてくれます。
- 自動ロックの時間を短縮する
- iPhoneが未使用時に画面が点灯し続けると、バッテリーが無駄に消耗されます。自動ロックの時間を短く設定することで、これを防げます。設定アプリの「画面表示と明るさ」内の「自動ロック」から、30秒など短い時間を選択しましょう。
- キーボードのフィードバック機能を無効にする
- iOS 16で追加されたキーボードのフィードバック機能は、バッテリー消費を早める可能性があります。
- アプリがバックグラウンドで起動していないか確認する
- バックグラウンドで動作している不要なアプリを使用している場合は、それらをオフにしてバッテリーの消費を抑えることが理想的です。
- バッテリーの状態を定期的に確認する
- 設定アプリの「バッテリー」内の「バッテリーの状態と充電」から、バッテリーの最大容量や劣化状況を確認できます。劣化が進んでいる場合は、Appleのサポートに相談し、バッテリー交換を検討しましょう。
充電に関するTips
- USB-IF認定の充電器を使用する
- iPhone 16などの新しいスマートフォンには過充電を防ぐ仕組みが備わっていますが、それでも充電が80%程度になったら充電器から外すことがベストプラクティスです。
- iOSを更新する
- デバイスが常に最新のソフトウェアに更新されるようにしてください。そうすることで不具合や速度低下が解消され、それらを補うためにバッテリーが過剰に消費されることを防ぎます。
iPhone 16 Battery Replacements
iPhone 16シリーズでは、新しいバッテリー交換技術「電磁誘導接着剤剥離」が導入されました。 これは、低電圧の電流を金属製のバッテリーケースに流すことで、バッテリーを迅速に外装から取り外すことが可能になる技術です。この技術により、バッテリー交換がより簡単かつ迅速になり、ユーザーの利便性が向上するとともに、EUの環境規制にも対応しています。
Factors Affecting iPhone 16 Battery Life
iPhone 16シリーズのバッテリー寿命には、いくつかの要因が影響します。
極端な温度
極端に低い温度下では、バッテリーのパフォーマンスが低下し、急激に電池が減ることがあります。寒冷地での使用後は、iPhoneを室温に戻すことを心掛けましょう。 また、極端に高い温度にiPhoneをさらすことも、バッテリーの劣化を早める原因となります。 直射日光の当たる場所や高温になる場所にiPhoneを放置しないように注意しましょう。
湿度
湿度が高いと、バッテリーの寿命が短縮される可能性があります。 なるべく湿度が低い場所でiPhoneを使用・保管するようにしましょう。
iPhone Battery Replacement Costs
iPhone 14モデルでは、バッテリー交換費用が高くなっています。 新しいモデルでバッテリー交換のサービスが割高になる理由は不明ですが、スマホのバッテリーが劣化するには何年もかかるため、ほとんどのユーザーがこのサービスを必要とする可能性は低いと思われます。
iPhone 16シリーズの価格

iPhone 16シリーズの価格は、前モデルのiPhone 15シリーズから据え置きとなっています。 最も安いiPhone 16の128GBモデルは124,800円です。
iPhone 16シリーズの価格一覧
モデル | 容量 | 価格 |
---|---|---|
iPhone 16 | 128GB | 124,800円 |
256GB | 139,800円 | |
512GB | 169,800円 | |
iPhone 16 Plus | 128GB | 139,800円 |
256GB | 154,800円 | |
512GB | 184,800円 | |
iPhone 16 Pro | 128GB | 159,800円 |
256GB | 174,800円 | |
512GB | 204,800円 | |
1TB | 234,800円 | |
iPhone 16 Pro Max | 256GB | 189,800円 |
512GB | 219,800円 | |
1TB | 249,800円 |
結論
iPhone 16シリーズは、バッテリー容量の増加、A18チップの省電力化、ディスプレイの省エネ技術の向上などにより、歴代のiPhoneの中でもトップクラスのバッテリー持ちを実現しています。 価格も前モデルから据え置きとなっており、コストパフォーマンスにも優れています。
しかし、発売直後の情報では、ソフトウェアの不具合によりバッテリーの消耗が激しいという報告もあります。 今後のソフトウェアアップデートで改善される可能性もあるため、最新情報に注目しておきましょう。
この記事で紹介したバッテリーを長持ちさせるためのTipsを参考に、iPhone 16のバッテリーを最大限に活用し、快適なiPhoneライフを送ってください。
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